自分をどこまで追い込めますか?
山本です。
忙しい。とにかく忙しい。
リフォームの季節になってきたという感じですね。
今、春から梅雨までのリフォームプランの真っ最中です。
3-5月はまさにリフォームの季節。皆さんがんばってください。
と言っても、昨日、今日はとても寒い。
今日は高知市内でも、朝方、雪が舞っていました。
季節の変わり目は、体調管理も大変です。皆さんも風邪などめさないように。
さて、前回は私のクライアントさんのお話をしたのですが、
今日もあるクライアントさんのお話をしようと思います。
今ではクライアントさんというより、同志ですね。
私のクライアントさん(高知研修体験者・電話相談)は、約60人くらいいらっしゃいます。
実践を続けている人は何らかの結果が出ています。
中には前回ご紹介した方のように、すでに地元で有名になっている方もいます。
実践を重ね、結果を出している人にはある共通点があります。
それは何か?
ずばり言うと、いかに自分を窮地に追い込むか?ということ。
以前、「怒りのパワー利用して成長する。」というお話をしました。
つまり、自分を奮い立たせるために、何らかのパワーを持つと言うこと。
私の場合、私を見下した人に対する怒りのパワーで今まで頑張ってきた。
「今に見ていろよ。」という気持ちで進んできたとも言える。
債権者の人に対して怒りというのも失礼な話だが、自分を奮い立たせるためにも必要だった。
自分を奮い立たせるための怒りのパワーが無い人はどうするか?
それは、自分をどこまで物質的・精神的に、追い詰めることができるかと言うことに尽きる。
先ほどの方のお話をしよう。
彼は、私の高知研修の始まりとなった人。
当時(2年前)、高知研修と言うものは存在しなかった。
研修のプログラムさえ考えたことも無かった。
彼が、「高知ですべてを盗みたい。」という一言から始まった。
そのいきさつについては、また今度の機会にお話しするとして、
彼のことについてお話をしたいと思う。
彼は地元でも有名な老舗の瓦屋さんの2代目。
地元での実績・信頼も厚く、商売は順調だった。
彼は2代目として、責任のある立場にあり、ある意味、将来を約束されていた。
年収も、生活できる水準どころか、人も羨むくらいだった。
彼は、2代目としていずれ社長になり、地元経済人として、活躍するはずだった。
そんなある日こんな疑問が生まれたらしい。
「このままで自分の人生は満足なんだろうか? 」
「瓦屋の2代目で終わるのが自分の人生だろうか?」
「俺はこの程度の器の人間なんだろうか?」
そして、彼は考えた。
「俺はこの程度の人間ではない。もっと器の大きな人間だ。」
或る意味、横柄な人間と思われるかもしれない。
しかし、何も困らない生活に疑問を投げかけるところが非凡なところだ。
そして、彼は瓦の2代目を辞める決意を固める。
これは、とてつもない決意だ。
2代目として頑張っている人なら分かるはずだ。決意をしたからと言って、簡単に辞めれるものではない。
いろいろなしがらみがある。想像するのに容易い。
普通、他に事業展開をするのであれば、事業部門を作ればいいだけのこと。
何も置かれている立場を捨てることは無い。
しかし、彼は事業部門を作ることを自分への甘えととらえた。
自分を追い込んだのである。
しかし、そう簡単に辞めれるわけが無い。それなりの立場にあって、責任もある。
何よりも、親父である、現役社長の反対もあるだろう。
彼がどれくらいの期間で、説得し、引継ぎをして準備したのかは分からない。
しかし、彼は2代目の道を完全に絶った。
さらに、親父の会社に迷惑を掛けれないと、商圏まで変えたのである。
リフォームで独立すれば、当然、瓦屋時代のお客様である、工務店とかち合うことになる。
そこで、まったく別の商圏に事務所を構えたのだ。
あれから、2年がたった、そんな彼が今もこう言う。
「今の自分には満足できない。自分はこの程度の男ではない。」
彼は彼自身を追い込んだ。退路を断った。だからこそそれをパワーにしてのし上がっている。
そして、さらに成長を加速しようとしている。
あなたはどこまで自分を追い込み、それをパワーにできますか?