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2006年02月27日

誰のために鐘を鳴らしますか?

山本です。

いつも能動的に行動する。
生き様・魂を見せる。
実践を諦めずに続ける。
などなど・・・。

これらのことは、私がブログを書き続けている永遠のテーマで、
それこそしつこいくらいに、皆さんにお伝えしてきているつもりです。
あまりしつこいので、メルマガ登録を解除する人もいるくらい・・・。

さて、それは冗談として・・・。
もうひとつ、私がいつもクライアントさんに言っていることがある。
それは誰のために仕事をするのか?ということ。

「仕事は楽しくするもの。ワクワクしながらするもの。
そして自分のためにするもの。家族のためにすることも大切。
家族がうまくいっている時はそれでもいい。

しかし、家族の中で何かトラブルがあったとき、家族のためだけになってしまうと、
誰のためにがんばっていると思っているんだ。
誰が稼いでいると思っているのだ。という意識が生まれてしまう。
ある意味、権力者になってしまう。これでは幸せはやって来ない。
仕事は楽しく自分のために、そして最後は社会のためにする。」

格好を付けているかも知れないけれど、これが真実だと思う。
自分のため。そして最後は社会のため。
これに賛同してくれるクライアントさんも多い。うれしい限りだ。
この考えを変えるつもりは無い。

しかし、人間は弱いものだ。弱いから支えが無いと生きていない。
心のよりどころがないと、倒れてしまうことになる。
自分のためにするからこそ、社会のためにするからこそ、
がんばるための、進むための点火材が欲しい。

それこそが家族だと思う。
私は父の会社を継いで、わずか2年で倒産した。
その後も夜逃げに自己破産までした。
普通なら一家離散だ。即行で離婚だ。

さらに羽夜逃げをした後もリストラされ、やけくそで独立。
将来はまるで見えてこなかった。

それでも家族がついてきてくれた。
もしかすると、ついてこざるを得なかったのかもしれない。

もし、一家離散となっていたとしたら、今の私は絶対にない。
断言できる。ノウハウを勉強しようという気さえ起こらなかっただろう。

もちろん仕事は自分のためにしている。
しかし、自分が迷わず、まっすぐ歩いていけるのは支えがあるから。
心のよりどころがあるから。

心の支えは何でもいい。家族だけとは限らない。
恋人・両親・社員・恩人。どんな形でも点火材となりうる。
行動を起こすためのスイッチとなりうる。

あなたは誰のために鐘を鳴らしますか?

2006年02月24日

テストの結果が100点だと分かっていたら・・・

山本です。

先日、無料電話相談のご案内をしたんですが、
たくさんの人から申し込みを受けています。
時間調整が終わりしだい、ご連絡をいたしますのでお楽しみに。
まだ少しですが、残席があります。
ご希望の方はお早めに申し込み下さい。

さて、オリンピックもいよいよ大詰め。
女子フィギアスケートでは、荒川静香さんが待望の金メダル。
日本中が湧きかえりました。
決してメダルを取ることがすべてではないけれど、
結果がついてくるということは、何にも変えがたいギフトです。
次への励みにもなるでしょうから。
オリンピックを通じて感じたことは、またの機会に書くとして、
今日のお話をしたいと思います。

セールスのお話。
すべてのビジネスマン・セールスマンに求められることは同じ。
それは、結果です。いくら受注して、いくら利益を出したか。
正直これがすべてといっても過言ではない。
途中の経過なんて誰も評価してはくれない。
結果が伴わなければ給料も上がらない。精神的にもおかしくなってしまう。
毎月々、数字に追いかけられることになりかねない。

それではセールスとはそんなに難しいものだろうか?
正直言って、そうは思わない。
詳しくは、以前、スーパーセールスマンへの道と題して(2005.7.23-8.10)お話してきたのですが、
今日はもっとシンプルに考えてもらいたい。

もしかすると、あなたは見積を提出するとき、心臓がドキドキしていません?
取れるだろうか?どうだろうか?

提出前日、パソコンに向かい見積書を作成する。
もしかすると、利益率を見つめながら、単価を見つめながら、
取れるだろうか?どうだろうか?と悩んでいませんか?

ではどうしてそんなに悩むんだろう?

答えはいたって簡単です。
お客様の満足条件をクリアしていないから。
あるいは満足条件を聞き出していないから。
すべて聞き出しているのなら、満足条件を反映させた見積作成すければいいだけのこと。

そんなこと分かっているよ。という声が聞こえてきそうだけど、
その通りだから仕方が無い。

たとえば、学生時代のテストの結果を、両親に見せるとき、
あるいは、通知表を見せるときを思い出していただきたい。
その結果が100点満点、オール5だとすればどうだろうか?
見せるときにドキドキしないですむだろう。
堂々と見せるだろうし、少しでも早く見せたいと思わないだろうか?

見積でも同じことだ。
取れることが分かっていれば、まったく緊張感なんて無い。
提出する瞬間が楽しくてしょうがない。

満足条件。
誰が?
いつまでに?
何のために?
どのような形で?
それに対する問題点は?
いくらくらいで?
などなど聞かなければならないことはいくつでもある。

自分で勝手な判断をする必要も無い。
あなたは質問するだけ。答えは目の前のお客様が持っている。

質問をすれば、答えが返ってくる。
答えに対する疑問が湧く。
その疑問をまた質問する。
この繰り返し。

そして、時間を掛け、人間関係を深めればいい。
必然的に提出する見積書は、100点満点になる。

2006年02月21日

真っ白な灰になるまで・・・。

山本です。

若い人には分からない人が多いと思いますが、
私が昔から好きな漫画があります。「明日のジョー」

主人公の矢吹丈は、激しいボクシングの戦いの繰り返しの結果、
パンチドランカーに蝕まれてしまう。
パンチドランカーが、本当にあるのかどうか分からないが、
これ以上試合をするのであれば、廃人になってしまうという。
ジョーは、世界王者への挑戦の間近、自らがパンチドランカー
であることに気づいてしまう。
それでも彼は世界王者との戦いを辞めようとはしない。

そして、世界戦当日、控え室で闘いを待つ彼のところへ
彼に思いを寄せる、白木洋子がたずねてくる。
試合をとめようとして・・・。
彼女がジョーに告白をするシーンが忘れられない。
「矢吹君のことが好きなの。好きな人が廃人となることが
分かっていてリングにあげることはできない。」
「私のためにリングに上がることは辞めて!」
しかし、ジョーはすがる彼女を残しリングに向かう。

壮絶な戦いが終わり、ジョーが最後に呟く。
「燃え尽きたぜ。真っ白な灰に・・・。」

いやー。今思い出すだけでも鳥肌が立つような感動です。

真っ白な灰=満足感。

真っ白な灰=達成感。

真っ白な灰=使命感。

自分の中でやり残しを感じている人がいれば、ジョーのことを忘れないで欲しい。
真っ白な灰になるまで、燃え続けて欲しい。
今あなたがしていることすべてに、あなたの生き様をぶつけるべきだ。

そればビジネスだけには限らない。
生きていることすべてにあなたの足跡を残すべきだ。
あなたの生き様は永遠に伝わっていく。

私は子供に妻にその姿を焼き付けたい。
私の父が焼き付けてくれたように。

いまだに迷惑をかけ続けている人が私にもいる。
裏切り続けている人がいる。苦労を掛けている人がいる。
皆さんにもそんな人がいるかもしれない。

しかし、あなたが魂のこもった生き様を見せるとき、必ず道が開ける。

少し、話は変わるけれど、スポーツ選手の引退の話。
王貞治氏は、年間30本のホームランが打てるときに引退した。
王氏だけに限らず、一流のスポーツマンは、ボロボロになるまではしない。
余力といっては失礼だが、自分の引き際・潮時を考える。
それはそれでいいことかもしれない。男の美学かもしれない。

しかし、ボロボロになるまで、現役を続行する人も片一方でいる。
もう回りから、相手にされなくなるときまで続ける人もいる。

どちらが正しいか美学は私には分からない。

しかし、私は後者だ。
ボロボロになっても、どんなになっても前向きで生きたい。
倒れるときには前に向いて倒れたい。
それが私の生きた印になるから。

2006年02月18日

車はなぜ走ることができる?

山本です。

前回、ビジネスモデル=戦略についてお話をさせていただきました。
今日はそのことについて、もう少し掘り下げてお話をしようと思います。

一番大きなビジネスモデルは、
集客-成約-商品の納品-リピート購買・紹介という、
トライアングルで形成される。
というお話をいたしました。
この大きなビジネスモデルは、それぞれ集客・成約 ・・商品・リピートといった、
ツール・スキル=戦術で成り立っています。
それぞれはある意味、戦略を構成するための部品ともいえるでしょう。

それでは、例えば車にたとえてみてお話をしていきます。
車をひとつのビジネス・モデルだとすると、
車を潤滑に走らせるために、いろいろな部品で構成されている。
例えば、ステアリング(ハンドル)・タイヤ・エンジンなどといったものがある。
それでは、どんなにすばらしいエンジンを搭載していただけで車は走るか?
お分かりのように走ることはできない。
つまり、集客ツール=エンジンだとすると、集客ツールだけでビジネスは成り立たない。
これは誰にでも分かること。
タイヤ・ハンドルといったそれぞれのツールが連動しなければならない。

もっと、拡大してみてみよう。
タイヤを見てみよう。
タイヤは何で構成されているか?
ゴム・ホイル・ナット・ボルト・シャーシ・ベヤリングなどなど。
ありとあらゆる部品で組み立てられている。もうお分かりだろうか?
タイヤという部品(ツール・戦術)も実は小さい部品で組み立てられている。
その小さな部品ひとつが駄目でも、タイヤは順調に回ってくれない。
ということは当然、車が走ることもできない。
このように、末端という言い方はおかしいけれど、細かい部品がすべて揃わなければ、
最終的には車全体は、まったく走ることはできない。
車=集客-成約-商品の納品-リピート購買・紹介という一番大きなビジネスモデルだ。

そういった意味では、タイヤという、ひとつのツールは小さいツールの集合体。
つまり、タイヤもひとつの戦略としてみることもできるはず。

ビジネスに置き換えてお話してみよう。
セールスという成約ツール・スキル。
初対面のときのセールストークもある。プランなどのセールスもある。
クロージングのセールストークもある。それぞれが別のスキル・ツールだ。
どれひとつ駄目でも、成約にはいたらない。
ということは、集客-成約-商品の納品-リピート購買・紹介というトライアングルも崩れてしまう。

もっと細かく見てみると、初対面のセールストークにも組立がある。組立があるはずだ。

お分かりだろうか?
このように、小さな部品、小さな部品までを潤滑に動かさなければならない。
そういった意味ではビジネスは難しいものだと考えられる。
しかし、これは簡単だ。
難しいのは、そこに一貫性が無いから。あるいは細かい部分だけを最初に考えようとするから。
だからこそ全体を見よう。
組立を見よう。と前々回お話をいたしました。

ぜひ忘れないで欲しい。
ビジネスモデルはツール・スキルの集合体。
それは一貫性を持って連動させる必要がある。
考えるときはいつも全体を組み立てて細かいところへ入っていく。

そして、一番大事なことは、すべてを最初から完成させる必要は無いということ。
集客に成功すれば、細かいセールスを考えればいい。
問題点が発生して、次のステップへ移る。
でないと、やることが多すぎて潰れてしまうから。

さぁあなたのビジネスモデルの一歩はどこですか?

2006年02月15日

戦術だけでは戦に勝てない。

山本です。

前回の続き。戦略=ビジネスモデルのお話です。
ほとんどの人は戦術=スキル・ツールにこだわる。
そればかりを気にしてしまう。
戦術はひとつの武器と考えられる。

簡単なお話をしてみようと思います。
例えば戦国時代。戦(いくさ)のお話にたとえてみましょう。
鉄砲・馬・兵隊・刀などなどいろいろな武器がある。
しかし、どんなにすばらしい武器が数多くあったとしても、
それだけで戦に勝てるだろうか?相手の大将の首を討ち取れるだろうか?
誰しもがお分かりになるだろうけど、それだけでは勝てない。
この鉄砲・馬・兵隊・刀などが、いわゆるツール・スキル=戦術だ。
今もお話したようにそれだけでは絶対勝てない。
つまり、ビジネスにおいても同じこと。
どんなに集客ツールが良くても、セールス・トークがよくても
それだけでは絶対に売れない。圧倒的にライバルに勝てることはできない。
大事なことは、戦略・組立だ。

先ほどの戦の話をしてみよう。
馬・兵隊をどのように配置し、鉄砲隊をどこに置き、どんな攻め方をするか?
どんな戦い方をするかということが一番大事だ。

ビジネスでもそれは同じこと。
どのような人に対してどのような商材をどのように売るか?
そして、それをどのように納品し、その後、リピーター・口コミ・紹介として
どのように展開させていくか?
これらのことを最初に考えなければ、それに見合う、ツール・スキルなどできるわけがない。

このように、どのような商売の一番大きなビジネス・モデルは、
集客-成約-商品の納品-リピート購買・紹介といった流れを
組んでいかなければならない。

そしてビジネスモデルには統一感がなければ駄目。
どういうことかというと、集客したお客様はあなたを選んだ、お客様。
おそらく、初対面で成約することは稀だろう。
特に不安・不満を有する高額商品は。
であれば、お客様は初対面で、集客ツールで感じたものを、
会うことによって確かめようとする。そこに統一したもの、
つまり一貫性がなければ絶対に失敗する。

組立が大事と先ほどお話したのはまさにこのこと。
どこかの組立、つまり線が崩れてしまうと、モデルは崩壊する。
ビジネスモデルを作るときは肝に銘じておこう。
一貫性のないビジネスモデルは崩壊する。

さて、今もお話したように、一番大きなビジネスモデルは、
集客-成約-商品の納品-リピート購買・紹介という、トライアングルで形成される。
それぞれが戦術の集まりであり、それらを線で組み立てることがビジネスモデル。
集客の戦術・成約の戦術といった具合に・・・。

実を言うともっと大事なことがある。
それは、戦略(ビジネスモデル)=戦術(ツール・スキル)の集合体だということ。
このことについては次回で詳しくご説明したいと思います。

2006年02月13日

すべては戦略で決まる。

山本です。

私のブログへのコメントで以下のようなコメントを頂きました。

「あれや、これや、とアイデア・ビジネスモデルは幾つも漠然とはしているが浮かんでくる。
しかし、それを具体的に書面に書きとどめようとすると、手が止まってしまう。
何故?
しっかりとマトメテなくては!こんな表現では!と今の段階から考えてしまう。
さらに次へ進めない!
手が、作業が止まる。」

この様な人はたくさんいらっしゃるのではないだろうか?
物を考えるときは、考えるぞ!と身構えなくても構わない。
また、一点集中で考えようとするとなかなかアイデアが湧かない。
つまり、答えを見つけ出そうと考えることをまずやめること。
もう少し具体的にお話しすると、例えばチラシを作ろうとする。

チラシだからまずキャッチコピーを考えようとする。
チラシの全体像を見えていないところから、一点だけに集中してしまうと、
まったくアイデアは沸いてこないだろう。
どんなお客様にどんなものを、どんな形で売ろうか?
とまず考えてみる。
ターゲットの絞込みと売ろうとする商品思い浮かべる。
すると、ターゲットにするお客様層がどのような人かによって、
販売戦略が見えてくる。
その戦略に基づいて、チラシに掲載しなければならない、
いろいろなツールを列挙してみる。
例えば、写真・お客様の声・価格・地図などなど・・・。
今度はそのツールがより魅力的に写るためにはどんな表現方法が?
と考えてみる。配列もあるだろう。字体もあるだろう。色々ある。
そして、このチラシを強烈にアピールするためのするためのコンセプトを考える。

コンセプトが決まれば、初めてキャッチコピーが生まれる。
なぜならばチラシで何が言いたいのかが明確になるから。

すこし、説明が大雑把でチラシ作成もこれだけではありません。
私がお話したかったのは一点集中するのは後から。
アイデアを出したいのであれば全体像から、徐々に絞り込んでいけばいいということ。

少し話がそれますが、ビジネスで一番大切なことは何か?
もちろん色々あります。
ただ、「売る」ということだけに集約してみると、
一番大事なことはビジネスモデル=戦略です。
戦術=ツール・スキルではありません。

次回はこのビジネスモデルについて、詳しくお話していこうと思います。

2006年02月11日

いつかはいつ?

山本です。

昨日は東京へ日帰り出張。
夜遅く帰ってきたので昨日は、
勝手に実践語録はお休みさせていただきました。
楽しみにしていた方には大変申し訳ありません。
でも、また休眠したわけではないですから、ご安心を!

さて、ある人と一昨日こんな話をお聞きしましたんですが、
その話が大変面白かったのでご紹介します。

かの有名なジェームス・スキナーが言ったそうです。

いつかやる。いつかやる。それはいつですか?
毎月、「5日」があるんだから、5日にやればいい。

外国人なのに洒落てますね。
彼が言いたかったことは分かりますよね。
とにかくいつかはやる、実践するというのであれば、
すぐにやればいい。今すぐできない人は永遠にやらない。

私は能動的な人が好きです。
自分が超能動的な人間だから。
「思い立ったら、吉日」タイプで、行動しないとおれない人間です。
「もっと慎重に。」とよく人から注意を受けることがあります。

もちろん、慎重にことをしなければならないこともあります。
しかし、ほとんどの場合、リスクはほとんどありません。
行動を起こさなければ、成功も失敗もない。
失敗がなければ、考える事も、目標さえ失ってしまう。
失敗することがそんなに怖いのだろうか?

いつかするという人にはいくつかの共通点がある。
まず、いつでもやれるんだという自負心。
そんなものは自負心でもなんでもない。
そんな人に限って挑戦者を批判する。「無謀だ。」と。

やらない人はとにかく言い訳上手。
それから、時間はたくさんあると思っている。
ズバリ言おう(細木数子?)。
時間は誰にも平等にある。それは確かだ。しかし、
実践する人は前にも説明したように、加速度が付く。
つまり、同じ時間を共有しても、速度が違う。

また、こんな人もいる。勉強熱心な人に多い。
知識ばかりが蓄積されていく。
あれも知ってる。これも知ってる。
だからこれもやりたい。あれもやりたい。となってしまう。
結果、何もできない。どれから手を着けていいか分からなくなる。
そんな人はまず、先行順位を決めることだ。

それからこんな人もいる。これが一番厄介だ。
それは、何とか今の状況でご飯が食べれる人。
あるいは今の状況に満足している人。

正直言ってハングリー精神がなかったら、絶対できない。
負けるものか。今に見ていろ。悔しい気持ちがなければ駄目だ。

私なんかそうだった。今日のご飯に困っていた。
今月の家賃に困っていた。崖っぷちなんていうもんじゃなかった。
すでに崖から落ちていた。手を伸ばして、もがいてみると、そこに何とかつかまる枝があった。
そこから崖を這い上がってきた。だからこそ実践をした。
私には「いつか」なんて生易しいものはなかったのだ。

あなたにとってのいつかはいつですか?
今日ですか?明日ですか?それともいつかは・・・のままですか?

いまやらずにどうする?あなたがやらずに誰がする。
誰でもできる。あなたにできない訳がない。

2006年02月08日

書く 貼る 読む 考える そして癖にする。

山本です。

いきなり冒頭から自慢っぽい話で恐縮ですが、
私は、よく電話相談クライアントさんに、こんなことを言われます。
「山本さんは本当に発想が豊かですね。」
電話相談をしていると、クライアントさんの質問に
その場で答えを出してあげる。あるいは引き出してあげることは
不可欠な要素となります。
私は電話相談中、必死になって右脳を活動させながら、
ベストの答えを発想していきます。
それは正直、並大抵な神経でできることではありません。
最近では、よく我ながらいろいろな発想が湧くものだと思っています。

では、私は最初から発想が豊かだったんでしょうか?
右脳の発達が人より優れているんでしょうか?

答えはNOです。
私は典型的な左脳人間ですし、よくあるクイズ番組なんかでもまったく発想できません。
昔は、考えても答えが見つからず、よく人から教えてもらったものでした。

ところが、いつの頃からか、本を読んでいても、ポーっとしているときにでも、
ピーンと発想が湧いてくるようになりました。
今日はそんなお話をしてみようと思います。

皆さんもいろいろな勉強をされると思います。
本を読んだり、ネットサーフィンをしたり、セミナーに参加したりと。
そんなときにここは大事だなと感じたり、重要なポイントはどうされますか?
アンダーラインを引いたり、蛍光ペンでマークしたり、付箋を付けたりするでしょう?
その後どうしていますか?

あるいは目標を立てた時。
どうしてますか?

私は必ずポイントになる点を紙に書くようにしています。
ノートでは駄目です。A4のレポート用紙。

書いたらいたるところにそれを貼る。
車のダッシュボード。トイレ。寝室の天井。などなど。
あるいはいつも持ち歩く、ビジネス手帳に貼る。財布に入れる。
とにかく目立つ所、自分が目に触れるようにする。

貼った後はとにかく読む。3回読む。それを毎日繰り返す。
読んだらそれについて考える。いつも考える。24時間365日考える。

考えて、考えて、行き詰ったら休み、また考える。
とにかくそれの繰り返し。
おそらくその時は左脳で物事を考えている。だからなかなか発想が湧かない。
しかし、人間不思議なもの。
これらを日常的に繰り返していくと、不思議と癖になる。
いつも考えるということが癖になる。
癖になるとしめたもの。

何かについて悩んだ時。あるいは、発想が欲しい時。
いつも考える癖のある人は、何かのヒントを与えられると、
右脳がそれに反応する。まるで条件反射のように・・・。

私がそうでした。
何かいい考えはないか?どうしたらできるんだ。
他に方法はないのか?まだ他にはと・・・。
いつも、どんなときでも考えていました。
それが今の発想の源になっていると、つくづく感じる。

いつも考えるといっても時間が無いというあなた。
その時点でもう止まってしまう。できないと考えた時点で思考はストップ。
どうしたらできるんだろう?自分だったらどうすれば?
と考える人が前に進むことができる。

でもよく考えると簡単なこと。車の移動中。トイレの中。昼食中。
入浴中。就寝前。いつでも考える時間はある。

いつも考える。そしてそれを癖にする。
それこそが発想の源です。

2006年02月06日

ベストを尽くす人ほど、悔い・後悔が残る!?

山本です。

復活第2弾。第2弾を書けば第3弾以降は簡単です。
もうくじけたりしませんので、ご安心(?)下さい。

さて、タイトル少し変だと思われたでしょう?
どう考えたっておかしいと思われたと思います。
普通に考えれば、ベストを尽くしてこれ以上ないところまで頑張った人は後悔しないはず。
反対に何も努力をしなかった人ほど、後になって後悔をする。
「あのときなんで頑張ることができなかったんだろう?」
「もっと努力をするべきだった。」と。

しかし、よく考えてみると、これは反対だということに気付きます。

少し話が変わりますが、もう少しでトリノオリンピックが始まります。
また、今年はサッカーのW杯ドイツ大会も開催されます。
これらに限らず、プロ・アマのすべてのスポーツ選手のことを思い出してください。
何かの大会後、レポーターが敗者にインタビューをします。
惜しくも優勝を逃したり、記録・成績が満足できない人たちに・・・。
すると、ほとんどの人が決まって、こんなことを言います。
「悔しい。悔いが残ります。」
「優勝・メダルを狙っていたので満足できません。」
「自己ベストではないので次回頑張りたい。」などなど。

本来ならば、自分のもてる力を振り絞った結果であれば、
自己満足を感じるはず。
ところが、ほとんどのケースの場合、悔いや後悔をする。
あたかも、自分の努力が足りなかったように。
更にすごいことは満足できる結果が出ても、必ず次のことを考え目標設定をする。

あなただったらどうだろうか?
私であれば、これらスポーツ選手と同じだと感じる。

当然だ。
結果を求めて努力をする。そして、全力を掛けて挑む。
だからこそ結果にこだわろうとする。
結果が伴わなければ、悔いが残るし、悔しい。
次回こそもっと頑張ろうと努力をする。発奮材料とする。

また、努力が報われ結果が出ればうれしい。
うれしいからこそ、もっと頑張ればどうなるのだろうと、
いい意味での野心が生まれる。貪欲になろうとする。

まさしく、好循環だと思う。

逆であれば、どうであろう?
自分のベストを尽くせない。努力さえしていない。
当然、結果がついてくるはずがない。
「努力していないのだから当たり前だ。」と妙に納得してしまう。
それどころか、
「この程度でこの結果か。自分には才能があるな。」などと、
変な自信につながってしまう。
その結果どうなるであろうか?

恥ずかしい話ですが、学生時代の私がそうでした。
勉強しなくとも、それなりの学校に受かってしまう。
「なーんだ。この学校のレベルはこの程度か。大したことないな。」
当然ながら努力を怠ってしまう。あれよあれよというまに他人に追い抜かれ、
卒業の頃にはビリから3番目。進学できる大学さえ見つからない始末。
そんな状態になっても、努力さえすれば何とでもなる。と、錯覚してしまう。

努力をすることが、ひとつの才能だということさえ気がつかない。
いつもいつも逃げの人生になってしまう。

逆に努力続ける人はその結果に満足しない。
もっと上を目指すから、いつも努力を惜しまない。
これは才能の問題ではなく、あっという間にとてつもない差となって現れる。

あなたはどちらを選びますか?

いつも自分のベストを尽くしてください。
そして、どのような結果にも満足してはいけません。
そこで止まってしまいますから。
「自分はこんなものではない。」と、叱咤する事ををお勧めします。

ベストを尽くす人ほど、結果に満足できない。
悔いと後悔が残る。だからこそ次の目標ができる。
次の目標ができればそこに全力で取り組む。
自己成長は死ぬまで続けるものではないだろうか?。

2006年02月04日

喝! 活! 克! 勝!

山本です。
なんて私は馬鹿なんだろう。
自らが、クライアントさんに対して実践・実践・実践と
繰り返し、しつこく言い続けているのに・・・。

人間は言い訳をしたがる。
私だってそうだ。ブログ・メルマガを書かない言い訳はたくさんある。
しかし、それはすべて自分に対する甘えでしかない。
できなかった言い訳を考えることで自分を慰めようとする。
できなかった言い訳を考えることで自分を正当化しようとする。
最低だ。自分に吐き気がする。

ここ数ヶ月間(去年の9/21以来だからもう半年近い)、まさに自己嫌悪との戦いだった。
書き続けているときは何の苦労感もなかったのに、
今日こそ、明日こそと思いながら、あっという間に時間が経ってしまった。
実践をとめてしまうと、次に走り始めるのがおっくうになるとはこのことだ。

私はいつもクライアントさんにこんなことを言っている。

実践を続けることは大切なことです。
実践し続けている人は立ち止まれなくなる。
なぜならまた歩き始める辛さを知っているから。
そして、歩き続ける人は加速度を増す。
成長が加速度を増していく。
私も独立して、4年が経過する。
それはあっという間の出来事でした。
しかし、それをもう一度やれといわれたら・・・吐き気がしそうだ。
だからこそ実践を続けてください。

スポーツ選手が怪我や病気を恐れます。それがなぜだか分かりますか?
もちろん病気や怪我が治らない。あるいは選手生命を絶たれるという、
恐怖心や不安があることは事実です。
しかし、本当に怖いのは、怪我・病気で練習ができず、ベストの状態を保てない。
つまり、完治の後のリハビリの辛さを知っているからだ。

まさしく私がそれ。
10月からは。11月になったら必ず。正月には心を入れ替えて。
一度止まった人間は歩き出すのがおっくうになる。

もう一度原点に戻ろうと思う。
やり始めると決意したときの原点に。

休止中にいろいろなメールを頂いた。
ありがたい限りです。完全復活です。これからも応援してください。

喝!
自分をいつも戒めて生きよう。
自分のここが挫けそうになったら喝を入れよう。

活!
いつも活々と輝いていよう。
自分が輝かなくては人生は面白くない。生きている証にならない。

克!
いつも克(おのれ)を意識しよう。
所詮自分との戦いだ。他人は関係ない。自分の心のあり方しだいだ。

勝!
目標を設定し邁進しよう。
目標を達成すれば(自分に)勝利をつかむことも容易い。

そのためにもう一度復活しよう。
もう一度実践を始めよう。
実践を続けているのは自分だけではないのだから。