« 闘うことが義務付けられている。 | メイン | 偶然を必然に変えるその方法とは? »

自分の足で立ち上がらなければならない。

山本です。

アンデルセンで有名な童話。
醜いアヒルの子をご存知ですね。
世界的に有名な童話ですから、知らない人はないでしょう。

幼いころ醜いアヒルの子だと思われていたのに、
成長すると、美しい白鳥になったという物語です。

この物語に、実を言うと、作者のアンデルセンの
深い意図が隠されていたということをご存知でしょうか。

アンデルセンの生まれた国は、北欧のデンマークです。
社会福祉の整った国なんですけれども、
この醜いアヒルの子には、アンデルセンの
社会福祉での痛烈な批判が込められているのです。

痛烈な批判という言葉は、おかしいと思うのですが、
つまり、社会福祉が充実してしまうと、人間がだめになってしまう。
このような意味が込められています。

人間っていうのは、厳しい環境のなかで育つと、
自立心が旺盛になり、自分の足で歩ける人間になる。
しかし、まるで温室のなかで育ったような環境だと、
甘えた人間になってしまう。

醜いアヒルの子は、いじめられ、さげすまされた環境で育ったので、
美しい白鳥に成長したという物語です。

結局、人は自分の足で歩かなければならない。
自分の行動に全部責任を持たなければならない。
人に甘えていては絶対にだめだ。

少し語弊があるかもしれませんが、
関西地方を襲った阪神大震災で、多くの人が家を失いました。
それはとても悲しいことで、特に高齢の人たちは、
生きる気力を失っていた。

国も、地方自治体も、そして民間も、多くの助けの手をさしのべた。
それは素晴らしいことだし、震災に合われた方も助かった。

それから数年が立ち、その震災の中から、立ち上がろうとする人たちが多く、
その支援もたくさん行われていた。

しかし、いつまでたっても自分の足で立ち上がろうとしない人たちがいた。
その人たちを決して批判することはできないけれども、
ある程度の手をさしのべてあげることはできるのですが、
やはり立ち直る時には自分の足で立ち上がらなければならない。

いつまでも助けを待っている状態では、
本当の意味での復活はあり得ない。

あなたは自分の足で立ち直ることができますか?
今の環境がどんなに崩れても、失敗しても、
もう一度立ち直るという勇気がありますか

いつでも能動的でいたい。
積極的な人生でありたい。

どんなどん底に落ちても、自分の力で立ち直りたい。
それこそ自分の人生だから。

コメント

アンデルセンのお話は奥が深いですね〜!
保育園勤務時代に3匹の子豚が最後に狼を食べる原本を見たことがあります。
みにくいアヒルの子の例えも解りやすくて、とてもよいです。
自分の未来をイメージして、自分を信じて、自分の足で歩きます。
いつも、山本さんには、励まされています。
うさぎとかめはなぜかめが勝負に勝つたのか?
うさぎはかめを見て走った・・かめは目標を見て一歩ずつ前に進んだ。
かめタイプの私です。自分の目標にたどり着くまで命ある限り頑張ります。
今後とも、よろしくお願いします。とわた

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)