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2007年09月19日

努力のベクトルとは?

山本です。

以前、ブログでも触れたことがあるのですが、
谷亮子選手が、また、また、また、金メダルを手中にしました。
田村で金、谷で金、そしてママで金です。

これで来年の北京五輪でメダルを取れば、
なんと5大会連続メダル。
それも今までは銀、銀、金、金。
すごい。すご過ぎる。

彼女の成績、実績はさることながら、一番感じることは、
根っから柔道が好きなんだなということです。

好きでなければここまではちょっと・・・。

では、誰でも好きなことであれば、努力をすれば、良い結果が生まれるのか?
けっしてそうとは限らない。えてして逆の結果を生むことのほうが多いのが現実。

すきなことに努力する力、時間、気力は、
その結果として、自分の行っていることが「うまく行く・満足する結果」と必ずしも一致しない。

たとえば、陸上競技が好きで、100mをどれだけがんばったって、
世界中でごく一部の人しか10秒切れないだろうし、
たとえば、宇宙飛行士になりたくても、なれない人もいる。
世の中、色々なハンディキャップによって最初からできないこともある。

自分の目指している道は遠く、そして、険しい、でも努力し続ければきっと必ず…。
「好きなことをやり続ければ必ず“成功”する」という言葉に誤解してしまっていることも多い。

では、 「うまく行く」ことを望むのは無駄なことなのか?
成功は「功を成す」のだから、つまりそこへ向かってどれだけ挑戦することができたのか?
ということで、その過程がとてつもなく大事なこと。

どこからか「そんなこと奇麗事だ。」と言う声が聞こえてきそうですね。
どんなに過程に満足できても、結果が悪ければ、何にもならない。
極端な話、どんなに努力しても収入が上がらなければ、食っていくことすらままならない。
それはその通りかもしれない。

しかし、そう思う人のほとんどの人が自分の才能の100%を出し切っていない事実がある。
先ほどの話ではないが、しょせん100m走っても、10秒は切れないし、
ましてやおりんぴくで金メダルも取れない。
そう思って最初から全力を傾けなかったり。あきらめたりする。
それどころか、努力をしている人、挑戦を続ける人を小ばかにするときさえある。

努力のベクトル=「努力」(力の向き)
つまり、自分の努力をどの方向に向けるのか?
そして、その努力を自分の気持ちでどう昇華させるか?
これがとてつもなく大事。

もし何にも挑む心がなかったとしたら、成功もうまくいくこともない。
問題は何に挑みたいのか? 

「あの時ああしておけばよかった」と後悔し、
後で“自分の言い訳”にしてしまうことが多い。
「たら、れば、でも、しかし、だから…」と何かが不足していたからダメになっただけで、
本当は成功していたと…そこに「努力ベクトル」を見つけることはできない。

「努力ベクトル」は、やりたいことを精一杯やってきたという失敗に対する潔さがあるから。
だから、「試合に負けて勝負に勝つ」ように、「うまくいかなかったけれど成功した」ということが
実際にある。

嫌になったのならやめればいい。 
でも一度考えてほしい、本当に嫌になるまでやったのか?を…

「こんなこと続けて何になる?…」 では、続けなければ何かになるのか?
今自分のやっていることはうまくいかないかもしれない、でも、挑み努力する心は成功する。
実際に頑張っていた前の仕事が、全然違う今の仕事に役立つことがある。 

うまくいかない時、人は今の状況から逃れたいと考える。
ダメになる理由よりも、やりたいことを追求する「努力の力」が
成功への足掛かりに必ずなる。

2007年09月05日

心に刻め!!

山本です。

人生いろいろなことがあります。
私にもありました。そこでいくつか感じたことがあります。

それは、
※すべてのことは自己責任であるということ。
 人をうらんだり、妬んだり、愚痴を言っても何も変わらない。
 誰も慰めてもくれない
 ましてや、幸せになれることは絶対にない。

※乗り越えられない試練は与えられない。
 神様は、その人が乗り越えられない試練は与えないそうです。
 妻が言っていました。「それだけあなたの器がでかいのよ。」

 それは大きな励みになりましたし、私の支えでもありました。

※自分で生きていくしかない。
 阪神大震災がありました。それはとてつもない不幸です。 
 人から人へ差し伸べられた善意は今でも語り草です。
 そして、やがて街は復興し、やがて人も立ち上がり始めました。

 その一方で今だ「自分は不幸だ。手を差し伸べてくれるべきだ。」
 と言う人がいます。
 確かに老人で今まで培ったものが崩壊したら、人生をはかなむしか
 無かったのかもしれない。
 
 けれども、一方でもう一度立ち上がろうとする人もいる。
 どちらも人間の姿です。どちらがいいとか悪いではありません。
 自分がどちら側の人間になるのか?ということです。

 できれば、後者でありたい。

※夜明け前が一番暗い。
 いつ闇夜が明けるのか?トンネルはいつ終わるのか?
 それがわかっていたら誰も苦労しない。
 
 けれどもひとつだけ言えることかあります。
 それは夜明け前が一番暗いということ。
 すぐそこに朝があり、明けない夜は決して無いということ。
 
 そして何より人間はそんなに簡単に死なないということ。
 
※ずっと闘い続ける。
 私は皆さんから見れば成功者かもしれません。
 羨ましいと感じていらっしゃるかもしれません。

 しかし、どん底を見てきた私だから言えることがあります。
 絶対に永遠はないということ。
 今が良くともそこにおごりがあれば、必ずまた地獄の口が開きます。
 「盛者必衰」です。

 だからこそ人生は面白い。だからこそ一生闘い続けるのです。

ヒントを感じていただければ幸いです。

ビジネスは、難しいし我々のような零細企業は、
とても大手には太刀打ちできないと考えている人が多い。

私たちのような零細企業が生き残るためには、
技術、商品、価格を語っても勝つことはできません。
また、独立に際し、「不必要な」設備投資や看板、
ロイヤリティーに参加する必要はありません。

技術を語れば技術力の高いところ、
商品を語れば商品力の勝るところ、
価格を語ればよりやすいところが勝つに決まっています。

私たちが語らなければならないのは「売る人間」です。
お客さんは、リフォームという商品を手に入れたいのではありません。
その商品を買うことによって、幸せを手に入れたいのです。

ということは、何を買うかではなく、「誰から買うのか」が、
より重要なことです。
誰から買えば、幸せになれるのか模索しているのですね。

そういった意味では、リフォームのアドバイザーではなく、
お客様の「幸せ伝道者」であるというマインドセットが必要です。

このようなマインドセットができれば、自分の価値感が高まりますし、
ただの安売りはできなくなります。
お客様は大切なお金を支払うとき、その価値感に初めて
財布の口を開くものです。
価格勝負、商品力勝負ではありません。

信じた道を行くだけですね。