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真っ白な灰になるまで・・・。

山本です。

若い人には分からない人が多いと思いますが、
私が昔から好きな漫画があります。「明日のジョー」

主人公の矢吹丈は、激しいボクシングの戦いの繰り返しの結果、
パンチドランカーに蝕まれてしまう。
パンチドランカーが、本当にあるのかどうか分からないが、
これ以上試合をするのであれば、廃人になってしまうという。
ジョーは、世界王者への挑戦の間近、自らがパンチドランカー
であることに気づいてしまう。
それでも彼は世界王者との戦いを辞めようとはしない。

そして、世界戦当日、控え室で闘いを待つ彼のところへ
彼に思いを寄せる、白木洋子がたずねてくる。
試合をとめようとして・・・。
彼女がジョーに告白をするシーンが忘れられない。
「矢吹君のことが好きなの。好きな人が廃人となることが
分かっていてリングにあげることはできない。」
「私のためにリングに上がることは辞めて!」
しかし、ジョーはすがる彼女を残しリングに向かう。

壮絶な戦いが終わり、ジョーが最後に呟く。
「燃え尽きたぜ。真っ白な灰に・・・。」

いやー。今思い出すだけでも鳥肌が立つような感動です。

真っ白な灰=満足感。

真っ白な灰=達成感。

真っ白な灰=使命感。

自分の中でやり残しを感じている人がいれば、ジョーのことを忘れないで欲しい。
真っ白な灰になるまで、燃え続けて欲しい。
今あなたがしていることすべてに、あなたの生き様をぶつけるべきだ。

そればビジネスだけには限らない。
生きていることすべてにあなたの足跡を残すべきだ。
あなたの生き様は永遠に伝わっていく。

私は子供に妻にその姿を焼き付けたい。
私の父が焼き付けてくれたように。

いまだに迷惑をかけ続けている人が私にもいる。
裏切り続けている人がいる。苦労を掛けている人がいる。
皆さんにもそんな人がいるかもしれない。

しかし、あなたが魂のこもった生き様を見せるとき、必ず道が開ける。

少し、話は変わるけれど、スポーツ選手の引退の話。
王貞治氏は、年間30本のホームランが打てるときに引退した。
王氏だけに限らず、一流のスポーツマンは、ボロボロになるまではしない。
余力といっては失礼だが、自分の引き際・潮時を考える。
それはそれでいいことかもしれない。男の美学かもしれない。

しかし、ボロボロになるまで、現役を続行する人も片一方でいる。
もう回りから、相手にされなくなるときまで続ける人もいる。

どちらが正しいか美学は私には分からない。

しかし、私は後者だ。
ボロボロになっても、どんなになっても前向きで生きたい。
倒れるときには前に向いて倒れたい。
それが私の生きた印になるから。

コメント

私はまだまだやりたいこと、
自分を試したいことが
いっぱいです。

足跡を残したいと、思いだしてから5年もたちましたが、
まだまだです。

同じ足跡なら、
100年後の人にも役に立つ足跡を残したいですね。

「せっかくこの世に生をなしたのだから、
確かにこの時代を全力で生きたという証を残したい。」

と思っています。

内なる情熱を高めてがんばります。

人間は、心が折れたときに終わってしまうと思います。

ボロボロになっても最後まで・・・・という人は心が折れていないと思うのです。
「しがみついている」という人もいるかもしれないけれど、気持ちが折れないことは立派です。

私は今まで、灰になるまで物事をやり遂げたことがありません。

確かにどちらが正しい美学かはわかりません。
でも、生き様を見せていたいと思います。

ぶすぶすと燻っている火種なのかな。自分は。
風を待つのではなく、自分から風に向かって更なる風を起こし
炎を出しながら燃焼したいという思い。
でも一方で、風に消されててしまうかもしれないと恐れている。
自分と向き合うのが一番難しくて重要。
今日も考えさせられました。ありがとうございます。

真っ白な灰:満足・達成・使命感。やはり私もいったいどこまでチャレンジ出来るのだろう。また、望んだ物・事を手にすることができるのか、諦めずに今後も頑張りたいと思います。先日こんな方に出会いました。「私はお金もある今後の生活にも苦労しないので、今のままでいいんだ・・・」その方は、38歳、男性、独身(未婚)、上場会社の課長、容姿は並・私とは初対面、etc
何故そんなんなんだろう?何故そんなことが今、言えるのだろう?!私にはとうてい理解しがたい事だ!でも、わかるような・・・わからないよな・・・??

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