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死の淵で何を考えることができるのか?

山本です。

高知研修を体験してくださった人は今までで、56人。
本当にたくさんの人に来てくださいました。

受講してくれた方々の人生はそれぞれ。
受講した後の人生もそれそれぞれ。

成功して、地域ダントツになっている方。
まだまだこれからの人。
失敗を繰り返しながらも実践を続ける人。
今まさにその一歩を踏み出そうとしている人。

皆さんの偉大なる1歩は、必ず実を結ぶはずです。
たとえ、それが失敗に終わっても、
そこから得るものがもっと大きいのです。
はじめなければ、何も起こらないと思います。

ある人が大阪から高知研修に来た。
彼は祖父の代から続く工務店の3代目、大工。
OB客・紹介で仕事に困ったことは無かったが、
時代の変化・不況などで売上が激減。
今まで一度も集客について勉強したことが無かったらしいが、
あるところで私のこと和紙って勉強にやってきた。

彼を見て私は驚愕した。男前。
スキー複合競技の荻原によく似た爽やかなタイプ
話しをしても、とても職人上がりとは思えない。
流暢なセールストークをするわけではないが、
的確に自分のことを話す。つまり言葉が人を引き付ける。
人を引き付ける魅力のある人だと感じた。
彼が集客・セールスを身につけると間違いなく、「抜かれる。」
そう感じさせる人だった。

今までいろいろな人にあったが、抜かれると思ったのは彼を含めて二人だけ。
その上に、彼には70年培った実績・OB客。そして、技術が備わっている。
高知研修終了後、短期間でダントツと思われた。・・・しかし・・・。

研修後、なかなか連絡が無い。どうしたのだろう?
不思議に思っていたと杵彼から連絡が入った。
それが以下のメールだ。

「こんにちは、ごぶさたしております。
朝からネガティブな話で申し訳ありません。

私、病気で6月〜7月にかけて、入院する事になりました。
高知研修の前に受けた健康診断の結果が、あまりよくありませんでした。

病名は“大腸がんの可能性が高い”というものです。
今まで病気らしい病気をしたことが、なかったので、すごくショックを受けてへこんでいます。
これからがんばって行こうという時に・・・      
人生というのはこういうものですか?」

人生にはいくつかのターニングポイントがある。
そして、そのターニングポイントで必ず、【神からの啓示】がある。
その啓示は、その人に何かを知らせようとしている。
その啓示は、神様からの贈り物(ギフト)である。
場合によっては厳しい【啓示】かも知れない。
しかし、それはその人がどのように受け止めるかによって、
その人の人生はいかようにも変えることができる。

私は彼に、勇気を持ってもらいたかった。
人生を深く考えることのできる、機会にしてもらいたかった。
ネガティブになることも仕方が無い。
しかし、そこで止まることは許されないからだ。

彼はプラスと捉えてくれた。
幸いにも初期癌だったので彼は助かった。
彼からまた、メールが届いた。

「私はこの手術が私の人生のターニングポイントだと思っています。
今までの悪習(食生活、仕事に対する姿勢、考え、これからの人生)を全て改め、
高知研修で学んだ事を実践し、これからの人生を良くなるようにすると、思っています。

6月14日から7月14日まで入院します。
8月から電話相談開始いたしますので、よろしくお願いします。」

そんな彼が2月かけて作った【魂】のチラシを折り込む予定だ。
きっと彼はダントツへの道を進むことだろう。

どんな人にも苦しみがある。
その苦しみでへこんでいても何も始まらない。

かの有名な野口英世先生が仰った。
「今の私があるのは、この手の火傷のおかげです。」

あなたは天の啓示をどこで受け止めますか?

コメント

すごく好印象に紹介して下さってありがとうございます。でも山本さん“男前”は言い過ぎです。山本塾の集会に行けないじゃないですか(笑)

私が癌になって学んだ事。それは、この世に生のあるものは全て死ぬと言う事です。当たり前だ。分かっている。私も頭では分かっていました。でもそれは、何十年も未来の話と思っていたから、分かっていても実感が無かったです。でもある日突然死の病気を宣告されたら?不幸にも明日交通事故にあったら?・・・

そうなんです。人間という物は(人間以外も)残された時間には限りがあるのです。人によって、長い短いはありますが、確実にあるのです。
だからこそ、今の時間を無駄なく一生懸命生き抜くと言う事がとても大切な事だと感じます。

癌を経験してから、今までの失敗とか悩みなど小さいと感じるようになりました。だって、死ぬ事無いもん。
山本さんがおっしゃるように、常に実践、実践です。仮に失敗しても何度もチャレンジしたらいいですよね。だって失敗しても死ぬ事ないもん。

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