人に生かされる。
山本です。
よく聞く言葉があります。
「人は人によって生かされている。」
自分ひとりの力だけでなく、いろいろな人の力を借りて生きている。
生かされている。自分の力が発揮できるのも人に助けられているから。
この言葉はとても深いと思います。
私自身も今、生きていけるのは、いろいろな人の助けの中で成り立っている。
とても、数えきることができないくらいの多くの人達の支えによって、
今の自分が生きているような気がする。
感謝の気持ちが絶えない。
自分が生かされているということは、
その人達との出会いがなければ成り立たない。
また、生かされている自分を感じることができるのは、
自分もまた、その人々との巡りあい、そして、人間関係の中で、
築いてきたものがあったと感じることができる。
人は人とのめぐり合いがなければ、成長はできない。
師・友人・ライバル・恋人・・・そして親・兄弟・家族。
全ての人達との貴重なめぐり合いの仲で、人は人として成長できる。
考え方・人生観もいろいろな体験がなければ形成されない。
そこには様々な人達が関係している。
私は、自分を隠すことが苦手だ。
自分を隠すというのは少し変な話すが、
自分の考えや・意見・心を思ったまま表現する。逆に言ってしまえば、
裏は無いけれど、思ったこと・感じたことなど自分の感情を表に出してしまう。
このことによってずいぶんと誤解を得たり、人を傷つけたこともある。
また、多くの失敗で後悔をしたこともある。
日本人はどちらかというと、建前社会の中で生きている。
そんな風潮の中、もしかすると私は非常識人かもしれない。
しかし、自分をさらけ出すことによって、
より多くの人とめぐり合えたことも事実だ。
多くの人とめぐり合うことによって、より助けられ、より豊かな人生になっている。
以前にもお話したことがあるのですが、「自分を発信する。」
私はある意味、自分の恥をさらしました。全国に向けて・・・。
倒産・夜逃げ・自己破産・・・。
今でこそ、笑って話せることですが、当時のことを思い出すと、
とても尋常な気分にはなれない。
妻は、HPを立ち上げるときこういいました。
「何でこんなことを言わなければならないの?
全国に自分の過去を話してどうするつもり?」
妻の反対にもかかわらず、私は発信した。
もちろんけっこう悩みましたけど・・・。
そうするとどうなったか?
HPを立ち上げて1年半。
どれだけの人と巡り会うことができたか。
どれだけの人に勇気を与えることができたか。
どれだけの人が立ち直り、実践を続け、家族の笑顔を取り戻すことができたか。
「人に生かされる。」
その言葉の意味をかみ締めてみよう。
人に助けられることばかりを望んでいては駄目だ。
自分自身が一生懸命生きることによって、あなたに共感する人が現れる。
そして、その輪は急速に広がる。
自分が「生き抜く。」。ということを感じることができたとき、
「人を生かす。」ことができる。
そして、「人に生かされている。」事に感謝することができる。