伝えていきたい言葉。
山本です。
先日のブログでお話させていただいた、親から伝えられていく言葉。
偶然にも、その日の晩にTVで「人生を変えた親の言葉」の放映がありました。
子供たちは親のことを本当によく見ている。
どれだけ彼らの人生に影響を与えるのかと思うと、ある意味【怖さ】を感じました。
だからこそ、しっかりと伝えていかなければならない言葉。
そして、言葉にはできない生き様を見せることが必要だと感じています。
昔、「知ってるつもり」と言う番組がありました。
あの番組に登場する人物。何百人と言う人が取り上げられていた。
そのほとんどが子供の頃の体験が、その後の人生に大きく影響している。
それは、その子供だけでなく、延々と受け継がれていくものだろう。
昨日のテレビで最も印象に残ったこと。それは、みのもんた氏の話。
いつも思っていたことがある。みの氏のバイタリティはいったいどこから来るのだろう?
と言うことだ。
彼のメディアでの活躍、露出度は今更説明することも無い。周知の通りだ。
その頻度はギネスブックにも登録されているらしい。
彼にも苦しい時期が合ったらしい。ラジオ番組のDJとして、人気を博し有頂天になった時代。
その後、天狗になった彼は周りから浮いた存在になっていく。
そして、出る杭は打たれるがごとく、仕事を干されてしまい、父の経営する家業に戻る。
家業においても、まったく違う世界から戻った彼を社員はよく思わない。
社内においても存在価値を見出せることができなかったらしい。
また、大学受験を控えていた頃も、家庭の事情から進学をあきらめかけた時期もあった。
貧乏のどん底で苦学の挙句、進学し、卒業をした経験を持つ。
そんな経験が、彼を走らせているのだと思っていた。
貧乏の経験・干された時代の経験・業界復帰への経験。こんな体験から、
「もう二度とあんな生活は嫌だ。見返してやる。またいつ仕事を干されるか分からない。
だから仕事があるうちは、どんどん稼いでおかなければならない。」
つまり、今の彼を支えているのは経験・体験から来る、【怒りのパワー】だと思っていた。
しかし・・・。
それは違っていた。彼を動かしているのは、そういったネガティブな世界ではなく、
ポジティブな世界であった。
そこには、両親から人生の節目で与えられた言葉からであった。
大学進学をあきらめかけたとき、彼の母がこういった。
「貴方の人生において、限界があるとすれば、その限界を決めるのはあなた自身ですよ。」
仕事に干され、家業に戻り、誰にも相手にされないとき父がこういった。
「人に認められたいのであれば、人の見ていないところで人の何倍も努力しなければならない。」
みの氏は、その言葉を受けて、こう考えたらしい。
「自分は人に生かされている。与えられるチャンスがある。与えられたチャンスは、
生かさなければならない。」
だからこそ彼は、与えられたチャンスを逃そうとはしないのだ。
仕事を依頼されるとそれをチャンスだと思う。だからこそそのチャンスを生かすため断ることをしない。
考えてみれば分かることだ。今の彼は決して貧乏ではない。仕事に干されることも無い。
干されたとしても、十分以上の生活できるし、贅沢だって可能だ。
大事なことがある。
親から伝えられる言葉がある。もちろん親だけでなく、師から、友から、本からありとあらゆるものから
吸収できることがある。
吸収することは誰にでもできる。それをどう自分でとらえ、
そして、転化し、自分の人生を切り開いていく糧にするかと言うことだ。
コメント
山本さんへ
大変ご無沙汰しております。
いつも、メルマガ、ブログに気付きをいただいています。
本当にありがとうございます。
今日になって、ようやくお返事できるような気がしたので、ここに書かせていただきました。
というのも、
前回、メールをいただいた時から、
ずっと考えてきました。
ようやく答えが出たような気がしてきました。
振り返ると、メールをいただいたのが2月の23日ですので、もう7ヶ月も経ってしまいました。
そのときいただいた言葉が次のものです。
↓
「足跡」を残す。
誰のために?
どこに?
何のために?
どのような?
この様なことを考えなければならないでしょうね。
ただの偉人になりたい。
有名人になりたいではただの権力者です。
↑
この言葉をいただいたときに真っ白になりました。
そうだ、
確かに私は偉人になりたいと思っている。
伝記になって小学校の図書館に並びたいと思っていました。
権力者?!
まるでヒットラー?
ただ、足跡を残したい。
自分のエゴで。
それではだめだ。
と考え直したのですが、全く答えが出てきませんでした。
ただの偉人ではだめ。
でも何のために。
でも有名になりたい。
成功したい。
ずーと悩み続けました。
夏になってようやく出た答えは、簡単な言葉でした。
誰かの役に立つことをしよう。
100年たっても役に立つものを残したい。
これなら、いいのかなと考えてきました。
でも、自分のできることって?何?
これで、またずーっと考えていました。
最近になって、これまでやってきたことで、ひとに喜んでもらったことがあることを思い出しました。
その人たちには今でも感謝されていて、今でも「尊敬してます。」と言ってもらっていることに気付きました。
その感謝されたことを、他の人にも伝えれば、困っている人を救ってあげられるかも、と考えています。
そんな大げさなことをすることではないのですが、誰かの役に立つことで、今できることから始めていこうと思っています。
もちろんビジネスモデルとして成り立つようにも考えています。
儲からないと、続きませんからね。
こんな考え方でいいのでしょうか。
山本さんから伝えられた言葉。
『ただの権力者』
になりたくない。
まだまだ頭の中で響き続きそうです。
長々とすいませんでした。
最後まで読んでもらってありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
橋本 太
投稿者: ふとまる | 2006年09月26日 22:28