試行錯誤とオリジナル。
山本です。
私の青春時代は、山口百恵から始まり、松田聖子、そして、
中森明菜と流行は流れていきました。
今だったら、そうですね。少し前なら安室奈美恵、華原朋美、
そして、倖田來未といったところでしょうか?
(モーニング娘。という説もありますが。)
彼女たちは、それぞれとても魅力的で個性に溢れていた。
幅広い活躍をし、ファンを増やして一時代を築き上げた。
どの時代にも一人の圧倒的人気者。受け入れられるものが出来上がると、
いっせいに真似、類似物が世間に溢れる。
それは、アイドル、芸能界に限らず、どんな世界にもある。
しかし、それは似て非なるもの。けっして、オリジナルを超えることはできない。
ある程度の成功や、ある程度の人気を保つことはできるが、
それ以上になることは絶対にない。
ビジネスで考えてみよう。
集客テクニックにしても、セールスノウハウにしても、
地元でbPといわれる会社が必ずある。
地元でダントツになっている会社は、
勉強をして、頭に汗をかいて、実践して、初めて結果を出す。
その結果だけをみて、他社は2匹目のどじょうを掴もうとする。
しかし、なかなか掴むことはできない。
その理由はいくつかある。
まず、bPの会社は世間に認められているので、
同じやり方であったとき、相手にされないから。
もっと重要なことがある。
それは、bPは、ダントツになるまでの過程を知っていること。
「ローマは1日にして成らず。」ではないけれど。
成功までの過程には、必ず、大なり小なりの試行錯誤がある。
その試行錯誤から成功を勝ち取っている。
これはごく当たり前だけれど、とても重要なこと。
どのような商品にも、ノウハウにもライフサイクルが存在する。
ライフサイクルが成熟期を迎える前に、次の成長カーブを描く必要がある。
その成長カーブを作るとき、今までの試行錯誤は必ず役に立つ。
まねをしただけなら、ライフサイクルが成熟期を迎えたときに、
次の一手が思い浮かばない。
あるいは、そこでストップしてしまう。
試行錯誤を経験し、自分のオリジナルを創造した人は、
どこを改善すればいいのか、はっきりと認識できる。
まったく新しいものを生み出していくときには、
必ず今までの経験、成功が足がかかりになるからだ。
私は青春時代から20年以上が経過する。
当時好きだったアーチストは、井上陽水、ユーミン、サザンオールスターズ。
お分かりだろうか?
流行の流れ、ライフサイクルが激しい業界で、20年以上活躍をしている。
昔のファンもいるが、常に新しい世代のファンを獲得している。
彼らを見るだけでも、そこに大いなるヒントが隠されている。