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2007年06月27日

自分の足で立ち上がらなければならない。

山本です。

アンデルセンで有名な童話。
醜いアヒルの子をご存知ですね。
世界的に有名な童話ですから、知らない人はないでしょう。

幼いころ醜いアヒルの子だと思われていたのに、
成長すると、美しい白鳥になったという物語です。

この物語に、実を言うと、作者のアンデルセンの
深い意図が隠されていたということをご存知でしょうか。

アンデルセンの生まれた国は、北欧のデンマークです。
社会福祉の整った国なんですけれども、
この醜いアヒルの子には、アンデルセンの
社会福祉での痛烈な批判が込められているのです。

痛烈な批判という言葉は、おかしいと思うのですが、
つまり、社会福祉が充実してしまうと、人間がだめになってしまう。
このような意味が込められています。

人間っていうのは、厳しい環境のなかで育つと、
自立心が旺盛になり、自分の足で歩ける人間になる。
しかし、まるで温室のなかで育ったような環境だと、
甘えた人間になってしまう。

醜いアヒルの子は、いじめられ、さげすまされた環境で育ったので、
美しい白鳥に成長したという物語です。

結局、人は自分の足で歩かなければならない。
自分の行動に全部責任を持たなければならない。
人に甘えていては絶対にだめだ。

少し語弊があるかもしれませんが、
関西地方を襲った阪神大震災で、多くの人が家を失いました。
それはとても悲しいことで、特に高齢の人たちは、
生きる気力を失っていた。

国も、地方自治体も、そして民間も、多くの助けの手をさしのべた。
それは素晴らしいことだし、震災に合われた方も助かった。

それから数年が立ち、その震災の中から、立ち上がろうとする人たちが多く、
その支援もたくさん行われていた。

しかし、いつまでたっても自分の足で立ち上がろうとしない人たちがいた。
その人たちを決して批判することはできないけれども、
ある程度の手をさしのべてあげることはできるのですが、
やはり立ち直る時には自分の足で立ち上がらなければならない。

いつまでも助けを待っている状態では、
本当の意味での復活はあり得ない。

あなたは自分の足で立ち直ることができますか?
今の環境がどんなに崩れても、失敗しても、
もう一度立ち直るという勇気がありますか

いつでも能動的でいたい。
積極的な人生でありたい。

どんなどん底に落ちても、自分の力で立ち直りたい。
それこそ自分の人生だから。

2007年06月14日

闘うことが義務付けられている。

山本です。

生まれてきたからには、すべてのことと闘うことが
義務付けられています。

では、いったい何と戦うのでしょうか?
それは「生きていく」ことです。

「生きていく」ために「生きていく」ことと闘うことだと思います。

生きている間には、ありとあらゆる『恐れ』と闘うことだと感じています。

勇気を持って闘い続けましょう!!

病気になることを恐れて健康になることはできません。
負けることを恐れて勝つことはできません。
貧乏になることを恐れて金持ちになることはできません。
苦労することを恐れて努力が実ることはありません。
絶望を恐れて希望を持つことはできません。
妬まれることを恐れて行動することはできません。
裏切りを恐れて信頼を得ることはできません。
不安になることを恐れて安心することはありません。
死ぬことを恐れて生きることはできません。
不幸になることを恐れて幸せになることはできません。
恐れを恐れて勇気を持つことはできません。

つまり、人の不幸は病気でも老いでも死でも貧乏でもありません。
全ては「恐れ」を抱いてしまうことにあると思います。

不幸の正体とはつまり、「恐怖」に他ならない

それならば、「恐れ」なければ幸せになるはずです。
しかし、誰もがこの「恐れ」を持ってしまうのは何故か?
それは「無知」であるからだと思います。
知らないから、何が起こるかわからないから「恐い」。
何がわからないのか?…それは「未来」。
では「未来」を知るためにはどうすればいいか?
過去現在の因果関係を良くすることです。

1. 未来に起こることを全て受け入れる覚悟を持つこと
2. 未来を自分で決定してしまうこと
3. 未来のために今日一日を楽しく過ごすこと

これらを行うことができれば、恐れなくなり、人生が楽しくなるはずです。

そう、「なんとかなる」「きっとよくなる」
この気持ちを持つか持たないか、それだけで夢や希望が見えてきます。

【参考書籍】 本田健『きっと、よくなる!』