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2005年09月21日

愛の心を持て。

山本です。

先週は完全にサボってしまいました。
というのも、本業であるリフォームもさることながら、
HPでも紹介しているように、全国の名だたるメンバー
との勉強会が、当地 高知で開催されたものですから、
その準備・段取りで毎日てんてこ舞いしてしまいました。

ずいぶんの人からお叱りを受けました。というか心配の声もありました。
「いつも楽しみにしているのに、どうなっているのか?」
「体の具合でも悪いんですか?」
というようなメールをたくさんいただきました。ありがたいことです。
やはり毎日のように続けていると、それなりに楽しみにしていただいていると思うと
うれしい限りです。

さて、この勉強会は半端ではないのですが、
その報告についてはまた別の機会を得て、お話をしたいと思います。
今回は、その中でも強烈なお話をひとつご紹介したいと思います。

それは「愛の心」のお話。
中年のおっさんが集まって愛というもの何か変な話です。
この愛の話を披露してくれたのは、
知る人ぞ知る、年間注文住宅を80棟売る、北関東のモンスター
アルルホームズ明るい鰍フ安倍社長。

人・物・金が揃えば人は幸せになれるか?
何か足りないものは無いのか?

いい社員・協力業者・お客様が集まれば幸せか?
いい物・商材を手に入れたら幸せか?
たくさんお金・財産・名誉・地位を手に入れれば幸せか?

違う。それだけでは足りない。
では、何が足りないのか?
それが愛。

人を愛して幸せになれる。
物を愛して幸せになれる。
金を愛して幸せになれる。

何か極端な言い方みたいだけど、これが真実。

言葉を変えるならば、私がいつも行っていること。
愛=魂=生き様=一貫性

あなたの商売が行き詰っているとしたら、愛が足りない。
あなたの社員教育に愛を持とう。
あなたの販促ツールすべてに愛を持とう。
あなたのセールストークに愛を持とう。

あなたの持つ愛を伝えることができれば必ず、スムーズに走り始める。

2005年09月08日

義務と権利。

山本です。

台風一過ですね。
それにしても今回のはすごかった。
九州・中国地方を中心に甚大な被害。
いつも思うことは自然には勝てないということ。

私の家でも雨漏りですよ。リフォーム専門なのに・・・。
でもこんなときは自分の商売が役に立つというもの。助かりました。
まだまだ台風の季節はこれから。気を付けましょう。

さて、お話は変わりますが、前回の続き。
チームメンバーに対して、自分にとって大事な人だと告げることがまず最初。
その上で、クレームの対処の同じように、「怒りの開放」をしてあげる。
現在、抱いている不平・不満分子を洗いざらい聞いてあげる。
もちろん、わがままな意見もあるだろう。
しかし、ここはすべてすべてを吐き出させてあげることが肝心。
「私にとってあなたは大事な人。欠かせない人」ということを真剣に伝えたならば、
あるいは、相手に伝わったならば、きっとすべてを吐露してくれる。
これで吐露してくれない場合は、あなたの真意が伝わってないか、
あるいは、残念ながら、その人はあなたにとって大切な人はないかもしれない・・・。

不平・不満分子を聞いてあげた後、一言こういえばいい。
「そんなことを気にしていたんだ。話をしてくれてありがとう。
きっと長い間、苦しんでいたんだと思う。仕事もきっと面白くなかっただろう。
私に話しても聞いてくれないんじゃないかと悩んでいただろう。
あるいは辞めることまで考えていたかもしれない。よく言ってくれた。
今、聞いたことは、あなたが一生懸命、楽しく働くために、そして、それは会社が発展するための
貴重な意見だと思う。もちろんすべてを聞いてあげることはできないかもしれない。
しかし、改善することは十分可能なことだ。」

そして、
「私も今言ってくれたことをよく考えてみる。あなたも考えてくれないだろうか?
(賃金・労働時間・休日・人間関係など)すべて解決できないものはひとつもない。
それは、会社とあなたが発展していくために協力していくものだから。
勇気を出して言ってくれたということは、自分も改善するために協力が
必要だと思ってくれたからだと思う。であれば、君ができることを考えてくれないか?
私もそれに対し、答えられることを考えてみよう。」

このように、ウィン・ウィンの関係で進むために、義務と権利を与えることが必要不可欠。

通常、義務とは与えられるものだと考えてしまう。あるいは、権利とは主張するものだと。
しかし、これは大きな間違い。
権利が与えられるもの。義務は自分に課せるものだ。
考えて欲しい。簡単なことだ。頑張った人ほど、報酬をもらえる。当たり前ではないか。

義務を与えると人は嫌々ながら行動し、不平・不満を言う。
しかし、自分に鞭打つ人は成長も早いのである。考えさせるということは極めて重要。

ただ、いきなり100点の成果を求めてはいけない。それではあまりにもハードルが高すぎる。
ここでも「緩やかな階段」が必要になってくる。
だから次のような言葉を掛けてみるといい。

「今現在、100点満点で難点だろう?0点ではないと思う。0点でははどうにもならない。
しかし、10点であれば上等だ。なぜならば、10点を20点にすることは可能だから。
20点になれば、次の30・40点を目指せばいい。
では、10点を20点にすることをお互いで考えてみようか?」

このように、いずれ100点になれるようおたがいに考えていくことが大切なことだと思う。

後はお互いが考えてきて再びミーティングをすればいい。
きっとあなたの想像を超える意見が意外な人から現れると思いますよ。

2005年09月06日

あなたはチームにとって大切な人だから・・・。

山本です。

台風が接近しています。
強い雨・風が窓をたたきつけています。
四国は今年梅雨らしいものがなかったので水不足。
高知はそうでもないけれど、瀬戸内側では、
このままではダムの水が底をついてしまう状態だった。
そういう意味では恵みの雨。
均等に降ってくれれば、こんなことにならないのに。
早く秋晴れの空が見たいものです。

1週間のご無沙汰です。
この1週間はかなりハードでした。
言い訳はいつも「忙しい」。
人には実践・実践といっているのに、反省です。

さて、チーム作りについてお話をしなければなりません。
少し話がずれるかもしれないけれど、
あなたにとって大事な人。身近な人。
例えば、奥さんやご主人。親・兄弟・家族・親友。
そんな人たちの態度がおかしかったり、変だったりすると、
きっとあなたは、それに気づき「何かあったの?」と声を掛けるでしょう。
これと同じように、社員さんであったり、チームメンバーの誰かが、
最近何かおかしい。ということがあればきっと気づかれることでしょう。

また、社員がいかにもやる気がなさそうだったり、失敗を繰り返す。
遅刻や欠勤が増え始める。不平・不満が社内に増え始める。
そんな時、社長だったらどうだろう・・・。

社長・経営者・上司の立場からものを言うと、きっとこうなる。
「何をやってるんだ。そんなことではだめだろう。」
辞めたい。という社員がいたら、
「やめてもいいぞ。しかし、そんなことをしていたらいつまでたっても初任給だぞ。」

私がそうだった。
以前、親父の跡を継いで、2代目社長になった時、
最盛期で11人の従業員を抱えていた。従業員の数にかなり満足していた。
お山の大将というか、某国の独裁者のように、権力者になっていた。
いつも従業員を見下し、自分の家来のように・・・。
誰が苦労をしていると思っているんだ。
誰が仕事を取ってきている。給料を支払っている。
そう考えていた。社訓は社長のエゴだった。誰も理解してくれない。

今はそうは思わない。社員はいないけれど、チームメンバーがいる。
そして、そのチームメンバーに、何か不平・不満を感じたときはこう声を掛ける。

「最近、何かあったのかな?どうも様子が変なんだけど、
今日、時間をとってくれると、ゆっくり話ができるんだけど。」

そして、
「わざわざありがとう。あなたはチームが仕事を遂行する上で、
とても大切な人だ。あなたがいなければ、チームが成り立たない。
最近、何か様子が変だけど、何かあったのかな?
仕事の上で何か不平・不満があれば、
そのすべては解消できないかもしれないけれど、
力になることはできると思う。もしよかったら、話してくれないか?」

このようにチームにとって大切な人だと伝えることが一番。
上から見下しては絶対だめ。仕事を遂行するためのチームメンバなのだから。

もし、この場で何も話してくれないようであれば、チームメンバーとして適さない。
しかし、不平・不満が利己主義的なものでなければ、きっと素直になってくれる。

次回は、この続きとして、分かり合えたチームメンバーと、
次のステップへ進む方法をお伝えしようと思います。