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2007年01月31日

「宣言」することが成功への近道

山本です。

先日のブログでご紹介した方から、返信をいただきました。
今日は、その続きをご紹介したいと思います。

このことはね今までもメルマガ・ブログの中でも
触れてきたことですが、もう一度考えてみていただければ幸いです。
(※掲載の許可はいただいております。)

ここから

山本様

ご丁寧にありがとうございます。
「今の自分を、今日の自分を懸命に生きる」
胸が締め付けられる思いです。

「自分は今、精一杯に生きているか?」
という質問に対して、「NO」です。

今までの人生の中で、ところどころで精一杯に生きてきました。
学生時代の勉強(高3の時に英語の偏差値が35しかありませんでした。
1年間で68まで上がったことがあります)や、死ぬほどがんばった小売店時代・・・。

その時のほうが真剣で、寝てもさめてもそのことばかりを考えていましたし、
毎日毎日考え行動し、他の成功例などを研究し、自分の中に取り入れる工夫をしていました。

 はっきり言って、そのときの自分に負けています。
そのときほど真剣に生きていません。

独立の目的も、「成功する」=金銭的に豊かになることを優先させていた という点は否めません。
心の中では、誇りに思える仕事、天職とめぐり合いたいという思いもありながら、
目先のお金にとらわれていた節もあります。

山本さんのご指摘されるとおりです。
今の僕には、魂がありません。
家族に生き様を見せられません。

この2年間の出来事に自分なりの意味付けをするとすると、
「自分自身を振り返る機会を与えられた」のかも知れません。
本当に大切なのは、お金だけでなく、自分自身の心、魂がこもっているか?
ということに気づかせてもらったのかもしれません。

今のお仕事はネット通販会社で商品の営業をしております。
自社で企画開発した賞品を問屋さんに卸売りをしています。
営業経験は全くありませんでしたが、なんとかやれています(今月はかなり苦戦していますが・・・)。
まずは、いまいるここで真剣にがんばってみようと思います。

今までの経験、今の経験、今からの経験。
どうも、僕は物を売るのが好きなようです。
そして、惣菜がやっぱり好きなようです。

今興味あるのは通販です。
もう少し考えながら少しずつ考え歩んでいきます。

ご丁寧にありがとうございました。

何度も何度も繰り返し読ませていただきました。
きっとこの先も何度も読み返すと思います。
メルマガ、ブログも楽しみにしています。

ここから山本の返信

ご返信ありがとうございます。
もう少しだけ偉そうにアドバイスさせてくださいね(笑い)。

私は、元来グータラ人間なんですね。
お尻に火が付かないとやらない人間。
ただ、土壇場の「火事場の馬鹿力」人並みはずれ。

普段から力を入れておいたら・・・。といつも言われたものです。

そんな私が今やっていることをお話ししましょう。

ひとつは目標を立てること。
目標にもいろいろあって、長期的な目標を立てる。
そして、その目標を達成するために、1年後、半年後、そして、1月、
今日の目標を立てる。

今日の目標・行動をより具体的なものにする。
そして、より簡単な「緩やかな階段」にする。

すると不思議なことがおきるのです。
まず焦燥感が消えます。なぜならば、今日の目標はより具体的で、
簡単だからです。

目標が具体的でないために、あれもやらなければとか、これもとか
焦ってしまい、何も手につかない。

ところが、今日の目標がクリアできれば、確実に半年、1年後の
目標に近づくことになる訳ですから、焦りどころか、確実に進んでいる
自分を意識できるわけです。

○○さんにとって、将来の目標が立てられないのであれば、とりあえず
年収でもいいのです。

あるいは、知識の蓄積の目標でもいいのです。

「惣菜」「通販」「教える」などあなたの好きなキーワードを並べて
みてください。

あなたのしなければならない勉強が見えてくるはずです。
そして、今の仕事の中で学べるものを探すわけです。

次に大事なことは、目標を持てば、必ず書くということです。
そして、貼りましょう。いつも目に付くところに。

便所・寝室の天井・車のサイドパネル。財布。とにかく目に付くところに。

そうすれば意識の中に刷り込まれます。

今日の目標はシステム手帳に書きます。そして、達成したら、
マジックで消します。これって結構、快感なんですね(笑い)。

さらに、貼ったら読みましょう。読んだら達成するために何が必要か
考えましょう。24時間365日。

考えれば必ず発想がわきます。発想は右脳です。
しかし、右脳は鍛えなければなりません。その為に左脳で考えるのです。

考えて、考えて、思いつかなければ、また休んで考え続けます。
そうすればいつも考えることが癖になり、右脳が反応してくれます。

いい実例をお話しましょう。

私は、飛び込み、代行運転、新聞配達をしていて月収5万円のとき、
来年の今日、年収1000万になると目標に書きました。

大笑いですよ。無謀すぎて。とても達成しそうにない。
とてつもない高いハードルです。では諦めたか?

ここで考えたんですね。どうすればいいだろうと。
とても、年収1000万は無理。でも、何とか達成する方法は?

考えましたよ。とことん。そうするとピーンとある事に気付きました。

年収1000万は無理でも、年収1000万体制を安定させる。
ということはできないか?

来年の今日、1000万体制が安定したなと思えることができれば、
同じことではないかと。

年収1000万といえば、月80万程度。
ということは、とりあえず、半年後には、月々50万をクリアさせることだ。
と考えました。

ということは、3月後には?1月後には?と考えたわけです。

すると、具体的に何を学ぶべきか?どうやって集客するか?
どれくらいの集客数がいるのか?その為には?
何の準備が?etc。

このように具体的に考えることができたのです。

そうすると、進むべき階段がより緩やかで具体的であったため、
加速度が増し、僅か半年後には、100万稼いでいました。

自分のお尻に火をつける有効手段のもう一つは、有言実行です。
目標を立てたら「宣言」してください。

私も家内と弟に宣言しました。

家内は、たった一言、「がんばれば・・・。」と冷たく言いました。
弟は、「馬鹿じゃないか?お前の今まで人生と今の状態を考えろ!!」

つまり、二人とも鼻であしらわれたのです。無理もありません。
月収5万の男。そして今までの過去。

でも、私には自信がありました。なぜならば、「今日の目標」を1週間
連続でクリアしていたので、絶対にこのまま進めばできる。
大いなる目標(野望?)に近づいていると自信たっぷりでしたから。

そして、今現在。私がとてつもない目標を言うと二人は・・・、
「あなた(兄貴)だったら達成するだろうな・・・。」と言います。

いかがでしたでしょうか?

奥さんも、きっとあなたのことを信じているでしょうし、期待もあるでしょう。
私の妻もそうだったと思います。

でなければ、たとえ子供がいたからだけではついてきてくれません。

がんばって進んでください。

くじけそうになったら、「怒りのパワー」を思い出してください。
事業に失敗した悔しさ。他人からの冷たい目。自分の気持ち。

そこに、「今に見とれよ!!札束で見返してやる。」と。

そして、本当に目標が達成したときに、その落しどころを考えてください。
「怒りのパワー」だけで突き進むと不幸が待っています。

権力者になる前に、感謝の気持ちを持つことです。

そこに【生き様】が生まれる瞬間があることでしょう。

2007年01月26日

人生の失敗は全て「肥やし」となる。

山本です。

私の過去は「悲惨」だった。とHPで告白しています。
自分の「恥」をそこまでさらしてどうするの?と、
公開時には周りからけっこう止められたものでした。

でもね。今では良かったと思うことがたくさんあります。
やはりメルマガ読者の方や「山本塾」の塾生さん、そして、教材を買ってくれる多くの方々。
その多くの人達は、ノウハウよりもそこに共感してくれる人々が多いからです。

そして、多くの質問や感想をメールでいただきます。
その一つ一つになるべく早くお返事を書くようにしています。
中には涙が溢れてくるようなメールもあります。

今日は、昨日いただいたある方からのメールと私の返事を
ここでご紹介したいと思います。
(掲載のご許可はいただいています。)

ここから

初めてご連絡をさせていただきます。
私は○○県に住む33歳の者です。

家族は妻と1歳になる愛息子の3人で暮らしております。
子供が誕生する年に、一念発起し、独立を試みましたが、見事に失敗をしてしまいました・・・。
幸い、借金がないのが救いではありました。
しかし、それまで貯めていた資金をすべて食いつぶしてしまっております。

現在は、昨年の9月から再度サラリーマンに戻ってしまっております。
でも、チャレンジ精神をなくしたわけではありません。
そのような時に山本さんのメルマガにたどり着きました。
山本さんは、元々のスキルを生かし、今は成功されているとのことです。
 
私は、道は違えども生き方の「スタンス」のようなものを見習いたいと思い、
メルマガを読ませていただいております。

山本さんにちょっとご相談したいことがありましてメールをさせていただきました。
私には今、不安感があります。
自分の気持ちが空回りばかりしてしまい、いったい何をしたいのだかが、
わからなくなってしまっています。
独立をする事業と出会うには何が必要なのでしょうか?
ちょっと間抜けな質問かも知れませんが、本気で悩んでいます。

元々は小売業(地元のスーパーの惣菜部門におりました)です。
そのときに、スーパーバイザーという役職をいただきました。
そのときから、「人に教える」ということが大好きになりました。

その後独立したのは「学習塾」でした。
生徒数が集まらなかったのもあったのですが、「ちょっと違うかな」という思いもありました。
起業する際に「もっと吟味をしてからはじめればよかった」と妻には言われましたが、
自分としては思い切って行動できて良かったというメリットもあります。
 
その後「情報起業」もやりました。月に20〜60万くらいの間で推移していました
(今はほとんどやっていませんが・・・)。

ネットビジネスで「セミリタイア」というのも魅力は感じましたが、
これも「ちょっと違うな・・・」という思いがありました。

もっとお客様と触れ合うことをしたいな、と思っています。
小売業の時のような人に喜んでもらう感動、スーパーバイザーの時のような
人に教える感動を、自分のビジネスで成し遂げたいと思っています。

山本様のアドバイスをいただけると幸いです。
もしかすると、私と同じように感じている人もいるかもしれません。
直接のお返事ではなくても構いません。メルマガやブログでも構いません。
ぜひ、教えてください。


ここまで

ここから山本の返事

メルマガをお読みくださりありがとうございます。
また、ご質問をいただいて、感謝しております。

少し長くなりますが、お付き合いくださいね。

人生にはいろいろな失敗があって、生きていくものです。
たとえ、現在の成功があっても、これだけ世の中の流れが
早ければ、一生安泰とは限りません。

全ての失敗は「肥やし」となります。
変な喩えかもしれませんが、恋愛でお考えください。

1度も恋愛をしたことのない人。
幾度も失恋をした人。

どちらが人に優しくなれるでしょう?
当然、多くの悲しみを知っている、後者です。
多くの悲しみを知るからこそ、そこから学び、人をもっと愛せる。

ただ、大事なことは、その恋愛が本気だったか?真剣だったか?
ということ。

真剣であり、これが最後の恋愛だと考えて人を愛さなければならない。
これと同じように、真剣に取り組み、そこで失敗をしたのであれば、
きっとそこから学ぶことが多いはず。

失敗が何を語ろうとするのか?考えることが重要なことです。

それに全財産を失っても借金はないんでしょう?
幾らでもやり直しができるでしょう。

何事にも準備が必要です。タイミングも必要です。
そして、必然の出会いもそこに必ずあります。

その為にはどうするか?

答えは簡単です。
今の自分を、今日の自分を懸命に生きることです。

何がしたいかというのは、どうやって決めるのか?
あるいはどうやって見つけるのか?

失礼ながら、33歳でしょう?もちろんお若いですよ。
でも、学生さんではない。ましてや家庭があります。

○○さんには、今まで生きていく過程で経験したことがある。
これは大きな財産です。

社会人になって、ご自分が経験された仕事の中に大いなる
ヒントがあると考えます。

例えば、私は塗装屋、ペンキ屋でした。
37歳で自己破産し、再就職をしました。
まったくの異業種ももちろん考えました。

しかし、やはり自分を生かせるのは「経験」しかありませんでした。
そこで、リフォーム業界に就職をしました。

もちろん、ペンキ屋とは大きく異なりましたし、
最初からトップ営業マンではありませんでした。

リストラ、くびを経験して、やけくそで独立しました。
もちろん、資金0。コネも店舗もなし。集客・セールスノウハウも無し。

正直、自己破産したときより、その頃のほうが悲惨だった。
なぜなら、後ずさりできない崖っぷちだったから。

だけど、結局自分の経験しかなかったわけです。
そこで一生懸命働くうちに、ノウハウも勉強し、知識を蓄え、
自分で試行錯誤し、今日に至りました。

いつの間にか業界の有名人になり、自分のノウハウを人に
伝えるようになっていた。

結局、リフォームもコンサルも人の悩みを聞きだし、それを解決する。
という意味では一緒だったわけです。

少し、話が横道にそれましたが、今の中で必死に生きていくうちに、
そこに必ず、本、人、職業必ず、出会いがあります。

真剣に今の仕事に取り組んでください。
後になって、私の言葉の意味が分かるときがきっと来ます。

違うなと感じたのは、失礼ながら、「お金儲け」のみが先行したのでは?
もちろんお金は大切ですよ。

しかし、いつも言うことですが、それとは違う自分の生き様がなければ
絶対にそれは長続きしないし、そこには苦しみしか残らない。

家族に、自分の生きる証を見せることもできない。

「人に教える」ということが好きなのであれば、余計に職種は、
関係ありません。

但し、「人に教える」ためには、スペシャリストとなる必要があります。
特にニッチな世界であればあるほど。

その為にも、今の仕事をがんばることです。
そして、いろいろなものに触れることです。

そのことによって必ず道が広がります。
「チャレンジ精神」は失ってはいけません。ただ、最初から
全開するのではなく、ご自分に「緩やかな階段」を用意することです。

このあたりのことは、私のブログで詳しく話していますので、
読んでみてください。

それから最後にもうひとつだけ。

「人に教える」というのは、ふたつあります。

一つは伝えること。典型的な例で言えば、自動車教習の先生。
もうひとつは、「聞き出して、引き出してあげる。」こと。

その人の悩みを聞きだし、本当に知りたいことを察し、その人の能力を引き出してあげること。

前者は、ある意味簡単なこと。
しかし、教える人に合わない場合があれば、ごり押し、あるいは、
自分の知識を押し付けるだけになる。

そういう意味では、後者が本当の「教える」だと思います。
後者になるためのキーワードは、「質問力」です。

どんな職種であれ、「教える」ということをライフワークにするのならば、
きっと、すばらしい人生になることでしょう。

私も今クライアントさんがたくさんいます。
その人達が幸せになってくれることが至上の喜びです。

それでお金が入ってくるのならこんな幸せはないでしょう。

もちろん、私もここで止まるわけではありません。
一生勉強ですね。

長くなり申し訳ありませんでした。
抽象的になったかと思いますが、何かのヒントになれば幸いです。


ここまで

いかがでしたでしょうか?

この後、この方から返信をいただいたのですが、次回はそれをお伝えいたしますね。

2007年01月19日

仕事の幸せをどこで感じる?

山本です。

「山本塾」の塾生さんは、全国で今、70人くらいいらっしゃいます。
それぞれがそれぞれの地域でがんばっていらっしゃいます。

がんばった結果報告をたくさんいただき、本当にありがたいと思っている。
短に成績が上がった、売上が上がったというのではなく、
仕事をしていて喜びを感じたことを報告してくれる。

考えてみれば、とても不思議なことで、私と塾生さんは、
会員として業績を上げていくために、直接結びついているかもしれない。

彼らの業績が上がることで、彼らの家族、従業員、そして、取引先も
仕事が増えることで幸せを感じてくれているかもしれない。
こう考えると自分が伝えていることで、
間接的にもいろいろな縁ができていることを実感する。

もっと考えれば、例えば山本流のチラシを作成することで、
新しいお客さんとの出会いが待っている。
山本流のセールスで、お客様と契約し、そのお客様のリフォームが成功する。

リフォームが成功すれば、そこにその家族の笑顔が増えていく。
無駄な費用を使わず、120%の満足を得れる生活を手に入れていると思う。

そんなことを考えていると、私が発信する情報で、
いったい何人の人達との直接的・間接的な縁があるのだろう?

けっして自慢話をしているわけではない。

仕事はお金のためでもある。
金儲けのためでもある。それは絶対避けて通れないもの。
商売人である以上、絶対に儲けなければならない。
それは自分の価値観のためでもあるし、
社会への責務でもある。

しかし、それとは別に自分の仕事に対する幸せを喜びをどこに求めるのか・
これはとても重要なことだと思う。

自分の生き様を掛けた仕事をすることで、
そこで縁を持つことのできた全ての人が幸せになる。

これこそ本当の使命ではないだろうか?

世の中で生きていくには相反することがある。
そこに大きなギャップが存在する。

お金儲けの現実の幸せの伝道。
この両極のバランスを考えていかなければならないのかもしれない。


2007年01月17日

試行錯誤とオリジナル。

山本です。

私の青春時代は、山口百恵から始まり、松田聖子、そして、
中森明菜と流行は流れていきました。

今だったら、そうですね。少し前なら安室奈美恵、華原朋美、
そして、倖田來未といったところでしょうか?
(モーニング娘。という説もありますが。)

彼女たちは、それぞれとても魅力的で個性に溢れていた。
幅広い活躍をし、ファンを増やして一時代を築き上げた。

どの時代にも一人の圧倒的人気者。受け入れられるものが出来上がると、
いっせいに真似、類似物が世間に溢れる。

それは、アイドル、芸能界に限らず、どんな世界にもある。
しかし、それは似て非なるもの。けっして、オリジナルを超えることはできない。

ある程度の成功や、ある程度の人気を保つことはできるが、
それ以上になることは絶対にない。

ビジネスで考えてみよう。
集客テクニックにしても、セールスノウハウにしても、
地元でbPといわれる会社が必ずある。

地元でダントツになっている会社は、
勉強をして、頭に汗をかいて、実践して、初めて結果を出す。
その結果だけをみて、他社は2匹目のどじょうを掴もうとする。
しかし、なかなか掴むことはできない。

その理由はいくつかある。

まず、bPの会社は世間に認められているので、
同じやり方であったとき、相手にされないから。

もっと重要なことがある。
それは、bPは、ダントツになるまでの過程を知っていること。

「ローマは1日にして成らず。」ではないけれど。
成功までの過程には、必ず、大なり小なりの試行錯誤がある。
その試行錯誤から成功を勝ち取っている。

これはごく当たり前だけれど、とても重要なこと。

どのような商品にも、ノウハウにもライフサイクルが存在する。
ライフサイクルが成熟期を迎える前に、次の成長カーブを描く必要がある。

その成長カーブを作るとき、今までの試行錯誤は必ず役に立つ。
まねをしただけなら、ライフサイクルが成熟期を迎えたときに、
次の一手が思い浮かばない。
あるいは、そこでストップしてしまう。

試行錯誤を経験し、自分のオリジナルを創造した人は、
どこを改善すればいいのか、はっきりと認識できる。

まったく新しいものを生み出していくときには、
必ず今までの経験、成功が足がかかりになるからだ。

私は青春時代から20年以上が経過する。
当時好きだったアーチストは、井上陽水、ユーミン、サザンオールスターズ。

お分かりだろうか?
流行の流れ、ライフサイクルが激しい業界で、20年以上活躍をしている。
昔のファンもいるが、常に新しい世代のファンを獲得している。

彼らを見るだけでも、そこに大いなるヒントが隠されている。


2007年01月14日

自分の固定概念を外す。

山本です。

寒い、寒いといいながらも、我が郷土は暖かい。
今日でも、小春日和だ。日中で10度以下になることは、
1年間を通じてほんの数える程度。

北国の人達に申し訳ない。
本当に恵まれていると思う。

ずっと昔のことだけれど、高校時代、北海道から転校してきた友達がいた。
少し、青白く、まさしく北国育ちという印象。
彼は吹奏楽部で、トロンボーンを吹いていた。
とても、気の弱い彼だったが、魅力的なところもたくさんあり、すぐに親しくなった。

彼が運動が苦手だった。
ある夏が近づいた日。プール開きとなり、体育時間は水泳だった。
彼はその少し前から顔が少しこわばっていた。
事情を聞いてみると、泳げないという。
泳げないどころか、浮くこともままならないという。

私は我が耳を疑った。
なぜならば四国の人間で、それも高校生で泳ぐことが苦手としても、
浮くことさえできないことは考えられないからだ。

つまり、私の固定概念があった。
「泳げて当たり前。」と。

ところが彼の常識では、それは逆。
よくよく考えてみると彼は北海道出身。

北国では泳げない人はそんなに珍しくないという。
(ほんとかどうかは定かではないが、、、。)

しかし、スケート・スキーはできて当たり前だという。
考えてみれば、それはそうだ。
幼い頃から雪と親しんでいれば当然とも言える。
私たちが川・海と親しんでいるように。

ビジネスについて考えてみよう。
少し、話しが飛躍するかもしれないが、私たちは固定概念。
自分の常識範囲でしか、思考、行動ができていない場合が多々あるようだ。

視点を変えてみるというのはとても大事だということ。
少し距離を持って、自分のことを考えてみることも重要。
固定概念が外れたときは、その人の人生が飛躍的に変わるときかもしれない。

2007年01月11日

失敗することが一番大事。

山本です。

今年もいよいよ本格的に始まりました。
遅くなりましたが、今年もよろしくお願いいたします。

今年が始まるときに、いつものように今年の事業計画を立てました。
今年もやりたいことがいっぱいある。
どこから手をつけようか悩んでいるくらいです。
その為に、いろいろな勉強もしなければなりません。
時間もたくさんあるようですが、これがなかなかうまくいかない。

話は少し変わるけれど、世の中には本当に勉強熱心な人がいる。
勉強することが趣味のような人がいる。

5年前、私はいろいろなビジネスセミナーに参加していた。
ネットだけでなく、DMなどで送られてくるセミナー。
友達、同業者から聞きつけたセミナー。
ありとあらゆるものに参加した。

毎回々、ノウハウを頭の中に詰め込んで、ノートには、学んだことを
聞き逃すまいとありたっけのことをメモし、講師に質問をしたものだ。
まるでセミナーに参加することにエネルギーを使っているように。

1月に一度はセミナーに参加しただろうか?
だから、セミナー資料は、私の机、本棚にいっぱいとなるのに、
そう時間は掛からなかった。

資料棚がいっぱいになるのと同時に、私の頭も知識で武装されていった。
いっぱしの講師が務まるくらいになっただろうか?

では、知識で武装された私は、一気にダントツになれたのか?
答えはNo。

知識ばかりが先行し、どこから手をつけていいのかすら分からなくなった。
あれもやりたい。これもやりたいとなってしまった。

それから、いろいろな講師のセミナーに出かけると、その講師によって違うことを言う。
それぞれすばらしい考え方だと思ってしまう。

そうだ。これらをミックスすれば最高になれると思ったものだ。
では、ミックスできたか?
答えはNo。

余計に訳が分からなくなり、こんがらがった。
その焦りを打ち消すためにまた、新しい知識を入れようとしてしまった。

そんなある日。ある人に巡り合った。
その人に相談をした。
私の考え方を全てお話をした。

その人は私が2時間喋るのをじっと聞いてくれ、
私が、疲れて喋り終わると静かにこういった。

「山本さんは、大変頭のいい人だ。
きっと、それが邪魔をしているんでしょうね。」と。

続いてこういった。
「では、今まで培ったノウハウを整理してみましょうか?
そして、あなたがどうしてもやりたくないものを削除しましょう。
そうすれば、やりたい第1歩が見えてくるはずです。」

最後にこういった。
「私は山本さんにインプットはしません。アウトプットを促します。
まずは、失敗をしてください。成功しないでください。
小さな失敗をして、もう一度お電話をください。」

私は頭を打たれたような気分だった。
「失敗するまで電話はできない。」ということは、行動=実践しかないのだ。

そこから私の1歩が始まった。

いかがでしょう?
知識武装をされている皆さん?

今年のあなたの目標を何にしましょうか?
私はこう言いたい。

「1年の成功のために、小さな失敗を1日でも早くしてください。」