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2006年09月29日

何のために勉強しているの? それが役に立つの?

山本です。

今、私の子供たちは中学1年と小学5年生。
毎日部活と宿題、塾に追われながら、生活をしています。
去年までは、長男も小学生で、家族4人で家族がひとつのサイクルの中で、
生活をしていたという感がありました。

しかし、今年に入って、長男が中学になり、部活で遅くなり始める。
休日には試合だとか、練習だとか出かける。

次男は何を思ったのか、突然中学受験をしたいから、塾に行きたいと言い始め、
毎週4日間も塾に通い、夜は9時過ぎまで帰らない。

こうした子供の成長、変化に伴って、家庭環境・時間のサイクルが大きく変わった。
この変化は、今後子供の成長とともに、ますます変化していくことだろうし、
どこの家庭にもあることだと思う。そこに一抹の寂しさも感じていることも事実。

そんな子供たちにいつかこんな話しをしたことがある。
それは、何のために勉強しているのか?それが将来役に立つのか?
今、部活をしていること。では、将来プロになれるのか?ということ。

もちろん、勉強することは子供の仕事だし、当たり前のこと。
しかし、それは決していい学校に入り、いい就職をするためではない。
それがないとは言わないが、そのためだけでは決して ない。

部活動をすること。息子はテニス部だが、何のためにテニスをしているのか?
息子自身がやりたいと言ったことだし、好きでやっているのは間違いない。
毎日々、つらい練習に明け暮れている。もっとも、本人に言わせると、
好きだから苦にならないらしいが・・・。
では、息子はプロテニスプレーヤーを目指しているのか?
プロテニスプレーヤーになれるのか?
これは極端な話しかもしれないが、プロになることは99%ないだろう。

勉強を一生懸命する理由。
それは、考える力。発想する力を身につけるため。と子供たちに説いている。
「読み・書き・そろばん」昔から言われている、基本中の基本は当然身につけて欲しい。
それから、常識的な知識は当然身につけて欲しい。
しかし、それ以上は、将来、具体的に役に立つのか?と言われれば疑問符だ。
例えば、因数分解がなんの役に立つのか?人生のどの場面で?
鎌倉幕府?それを知っているからなんになる?と言われ、明確には答えられない。

重要なことは、今必死に覚え、考え、悩みぬいて勉強することは、覚えようとする力、
考えようとする力を身につけていることだと思う。そして、努力をする力も重要だと思う。

たとえどんなにいいところへ就職しようが、人生なんて一瞬先は闇だ。
死ぬ瞬間にならなければ、結果なんて分からない。
しかし、発想力と考える力を身につけておけば、どんな場面に立っても生きていける。

部活動でも一緒だ。
仲間と生きていくということをクラブ活動を通じて体感することができる。
また、将来どんなに苦しい場面があったとしても、あの時中途で投げ出さず、
最後まで頑張ったではないかという経験が、「あきらめない」という心を生む。

甲子園出場を目指す高校生。全国制覇が最終目標。確かに凄いことだ。
しかし、それで彼らの人生が終わるわけではない。18歳だ。これからの50年以上の人生がある。
高校野球の厳しい練習に耐えた経験が、本当の彼らの財産だと思う。

人生にくじけそうになったときは思い出してみたい。
子供の頃、勉強も部活もしていないというならば、今までの中で乗り切った苦しみのこと。
そして一度でも頑張った経験があって、問題を乗り越えたのであれば、
どんな苦しみ・問題でも乗り切れないものはない。

2006年09月27日

孫悟空はなぜスーパーサイヤ人になれたのか?

山本です。

皆さんは、人気漫画「ドラゴンボール」をご存知ですか?
知っていらっしゃる人も多数いるだろうし、知らないという人もいらっしゃるでしょう。
原作は、もう10年くらい前になるのですが、週間少年ジャンプに連載された、
鳥山あきら氏の漫画。
まぁ、「ドクタースランプあられちゃん」と同じ作者と言えば、ご存知の方も多いでしょう。
私のクライアントで一人漫画オタクがいますから、彼に語らすと多分3時間は、
語ってくれるのではないでしょうか(清ちゃん、あなたですよ。)?

ストーリーについて、ここで喋り始めると、とてつもなく長くなってしまうので、
ここでは割愛しますが、要は、孫悟空という、主人公が数々のライバルと戦いを重ね、
そのたびに成長をしていき、多くの仲間たちを増やしていくというファンタジーです。

うちの子供も大ファンで、単行本からDVDからやたらと見ています。
私も連載当時、少年誌だというのにずいぶんとはまった一人でした。
ある、社会的地位の高い、博識の評論家に言わせると、子供に読ませたい、
あるいは見せたいアニメをひとつあげるとするならば、この「ドラゴンボール」を
あげるといってました。

その訳は・・、
◇孫悟空が小さいときから、どんどん強くなっていくのですが、そのたびに、壮絶な
「努力」をしているところ。それを漫画の中で努力の大切さを表現している。

◇孫悟空が多くの敵・ライバルと向き合うが、そのときに人間としての成長を表現している。

◇一部の悪をのぞいて、敵であった相手が、孫悟空と戦いを重ねるに連れ、改心し、
やがて仲間となっていく。

こういったことが、推奨できる理由らしい。
その博識ある人の話は別として、孫悟空はライバルが現れるたびに、努力を重ね、
力の限界を超えていく。
分かる人にはわかると思うけれど、孫悟空は、サイヤ人と言う宇宙人。
サイヤ人は戦闘民族といわれ、戦いを好む異性人。孫悟空は、そのサイヤ人の中の劣等生だった。
しかし、戦いを好むサイヤ人の血が、彼を成長させていく。

とても勝てない相手が現れると、ワクワクする。そして、敵に勝つために限界までの努力をする。
その努力は決して彼にとって苦痛ではない。むしろ、楽しみになっていく。
なぜならば戦闘民族であるがため、戦うことが好きだから。

そのサイヤ人がどうしても越えられない壁がある。
その壁を破ると、1000年に一人という、伝説のスーパーサイヤ人になる。
孫悟空も努力を重ねるがスーパーサイヤ人にはなれない。
これが彼の限界か?

限界の力を身につけた孫悟空も越えられない壁があったが、
ある日、突然スーパーサイヤ人になる。
仲間を殺された「激しい怒り」からスーパーサイヤ人になるのだが、
これは決して予期していたことではない。突然の変異だった。ある意味、突然気づいたというべきか。

さて、ここまでお話しして、あなたにとって何かヒントになることはありませんか?

人はみんなそれなりの努力をします。当然であるが、その努力に結果を求める。
結果が出なければあきらめたり、怠ったり、止めたりする。
なぜならば、その努力に「苦痛」を感じるから。
しかし、好きなことであればどうだろうか?努力も苦痛にはならないだろう。
あなたは何のために、誰のために仕事をしていますか?
私は自分のために仕事をしています。仕事をしている自分が一番輝くし、
何よりも一番好きなことだから。だから努力を苦痛とは思わない。
結果が出なければもっと努力をすればいいだけのこと。
一生に一回くらい歯を食いしばって死ぬつもりで努力してみなさい。
死ぬなんて事は絶対ありえないから。

死ぬほどの努力をして、自分の限界まで頑張ってみる。
そうすると、不思議な現象が起こる。
それは、今までなんでこんなことに気が付かなかったんだ、ということに突然気付くことだ。

プロスポーツ選手が、突然開眼することがある
昨日までできなかったことが突然できるようになる。
それに似た現象だ。

あなただってスーパーサイヤ人になれるはず。
そのためには自分の仕事を好きになること。その好きなことを死に物狂いで努力すること。

2006年09月25日

いつも刺激を受けようとする気持ちが成長を助ける。

山本です。

自分を成長させる一番手っ取り早い方法。
それはライバルをたくさん増やすこと。
それはただの敵ではない。好敵手だ。
お互いがお互いを尊敬し、認め合うことができる仲間。
そんなライバルをたくさん作ることによって、商売だけでなく、自分が急成長できる。

相手を認めてあげることによって、相手も自分を認めてくれる。
お互いが尊重しあいながら、意見を交換する。
自分の持っていないものを持っているライバルであれば、なおさらいい。
自分に足りないものに気づくことができるから・・・。

私は3月に一度、全国のトップクラスの同業社長と勉強会をさせてもらっている。
この勉強会は、もう2年以上も続いていて、毎回とてつもない刺激と気付きをもらえる。
ビジネスのヒントはもちろんだけど、人間的な刺激をもらうことのほうがよい大きい。
自分のビジネスに対して意見をもらうこともある。私が意見を言うことも多い。

尊敬しあえるライバルがいると言うことは本当にありがたいことだ。
これは何も同業者に限ることは無い。他業種でもライバルはたくさん存在する。
学生時代の友でもいい。兄弟でもいい。負けたくない。刺激を受けたいと思えばいいだけのこと。

少し話はそれるかもしれないが、そういった意味で私は自分が目にするもの、耳にするものから
いつも何か刺激を受けることはないかと、考える癖をつけようとしている。
毎朝テレビをつける。
新聞を読む。
妻と会話をする。子供と会話をする。
移動する車の中でのラジオから・・・。

このように触れるものすべてから、何か感じることはないかと意識するようにしている。
意識するようにすれば、おのずと目にするもの、耳にするものに対する感性が違ってくる。
刺激を受けようとすることがいつも自然にできるから、どんなことからでもヒントを受けることができる。
そして、すべての発想の源となっている。

依然お話したこともあるが、感じることがあればその場でメモを取るようにしている。
メモを取ればそこからいつも考えることを癖にしている。
だからこそ発想が豊かになってくる。

しかし、なんと言っても刺激を受けるのはやはり人との出会いだと思う。
よく考えてみて欲しい。
その人も何十年と、築いてきた人生がある。自分とはまったく違った人生観がある。
それに触れることができるのはまさしく奇跡としか言いようがない。
だからこそ人との出会いにはいつも感謝する。

だから私の名刺には、以下のことが書いてある。

「今日、○○年○○月○○日○曜日に○○でご縁をいただきました。
この出会いに心から感謝いたします。」

「この出会いは偶然ではありません。あなたとの出会いは、絶妙のタイミングで
ご縁をいただいた必然だと考えています。」

2006年09月21日

伝えていきたい言葉。

山本です。

先日のブログでお話させていただいた、親から伝えられていく言葉。
偶然にも、その日の晩にTVで「人生を変えた親の言葉」の放映がありました。

子供たちは親のことを本当によく見ている。
どれだけ彼らの人生に影響を与えるのかと思うと、ある意味【怖さ】を感じました。
だからこそ、しっかりと伝えていかなければならない言葉。
そして、言葉にはできない生き様を見せることが必要だと感じています。

昔、「知ってるつもり」と言う番組がありました。
あの番組に登場する人物。何百人と言う人が取り上げられていた。
そのほとんどが子供の頃の体験が、その後の人生に大きく影響している。
それは、その子供だけでなく、延々と受け継がれていくものだろう。

昨日のテレビで最も印象に残ったこと。それは、みのもんた氏の話。
いつも思っていたことがある。みの氏のバイタリティはいったいどこから来るのだろう?
と言うことだ。

彼のメディアでの活躍、露出度は今更説明することも無い。周知の通りだ。
その頻度はギネスブックにも登録されているらしい。

彼にも苦しい時期が合ったらしい。ラジオ番組のDJとして、人気を博し有頂天になった時代。
その後、天狗になった彼は周りから浮いた存在になっていく。
そして、出る杭は打たれるがごとく、仕事を干されてしまい、父の経営する家業に戻る。
家業においても、まったく違う世界から戻った彼を社員はよく思わない。
社内においても存在価値を見出せることができなかったらしい。

また、大学受験を控えていた頃も、家庭の事情から進学をあきらめかけた時期もあった。
貧乏のどん底で苦学の挙句、進学し、卒業をした経験を持つ。

そんな経験が、彼を走らせているのだと思っていた。
貧乏の経験・干された時代の経験・業界復帰への経験。こんな体験から、
「もう二度とあんな生活は嫌だ。見返してやる。またいつ仕事を干されるか分からない。
だから仕事があるうちは、どんどん稼いでおかなければならない。」

つまり、今の彼を支えているのは経験・体験から来る、【怒りのパワー】だと思っていた。
しかし・・・。

それは違っていた。彼を動かしているのは、そういったネガティブな世界ではなく、
ポジティブな世界であった。
そこには、両親から人生の節目で与えられた言葉からであった。

大学進学をあきらめかけたとき、彼の母がこういった。
「貴方の人生において、限界があるとすれば、その限界を決めるのはあなた自身ですよ。」

仕事に干され、家業に戻り、誰にも相手にされないとき父がこういった。
「人に認められたいのであれば、人の見ていないところで人の何倍も努力しなければならない。」

みの氏は、その言葉を受けて、こう考えたらしい。
「自分は人に生かされている。与えられるチャンスがある。与えられたチャンスは、
生かさなければならない。」

だからこそ彼は、与えられたチャンスを逃そうとはしないのだ。
仕事を依頼されるとそれをチャンスだと思う。だからこそそのチャンスを生かすため断ることをしない。

考えてみれば分かることだ。今の彼は決して貧乏ではない。仕事に干されることも無い。
干されたとしても、十分以上の生活できるし、贅沢だって可能だ。

大事なことがある。
親から伝えられる言葉がある。もちろん親だけでなく、師から、友から、本からありとあらゆるものから
吸収できることがある。
吸収することは誰にでもできる。それをどう自分でとらえ、
そして、転化し、自分の人生を切り開いていく糧にするかと言うことだ。

2006年09月19日

今日という日を受け継いでいくために。

山本です。

高知はこの連休、雨・雨・雨でした。。
おかげで子供(長男 中1)の運動会は今日まで順延でした。
今日は仕事なので見に行ってやることができず、嫁・母・祖母の女性3代応援軍団+次男坊。
私と言えば事務所でPCとにらめっこです。

思えば長男の運動会は、その学年に雨男(女)が要るんじゃないかと言うくらいに、
毎年のごとく雨が降ります。
小学校の6年間で、予定通りの日に開催できたとはたったの1回。
毎年々この季節になると、空を恨めしく見上げる日々です。

そんなことを考えていると、ずいぶんと子供も大きくなったものだと感じます。
つい昨日、生まれたような感じがするのに、もう中学生。
次男も5年生の腕白盛り。ずいぶんとたくましくなったものだと感心しています。

そんな子供たちを見ているとやはり思い出すのは、親父のこと。
子供の頃から厳しく言われていたことがいくつかある。

■挨拶は必ずすること。特に目上の人は敬愛すること。
すべての場面において、挨拶にはとても厳しかった。
それは親に対してだけではなく、友達・先輩・先生・近所の人・親戚縁者など
すべての人に対しての挨拶には厳しかった。
ろくに挨拶ができないと、当時よく殴られたものだった。
いつも親父は言っていた。
「自分ひとりで生きているわけではない。また、自分ひとりで生きていけるものでもない。
支え、支えられて生きていくもの。その基本になるのは、挨拶。すべてはここから始まる。
これができない人間は何もはじめることもできない。」

■だらずな(見苦しい)格好をしてはいけない。
とにかく親父は私とそっくりで頭の毛は薄いくせに、お洒落だった。
身だしなみをずいぶんと気にしていた。
私はどちらかと言うと、そういったことには無頓着で、あまり気にしない。
弟がどうやらそれを受け継いでいるみたいだ。
私も確かに無頓着なほうだけど、清潔感には気をつけているつもり。
学生時代に、パーマにひげを生やし、アロハ、サンダルで帰省したときのことが今でも忘れられない。
「身だしなみ・外見で人を判断してはいけない。しかし、服装とは人の気構えを表すものだ。
その場面に応じた服装と言うものがある。ひげを剃り、服を着替え、靴を履いて出直して来い。」
これは、極端かもしれないが、親父の言っていたことは確かだ。

■家族の時間を大切にしなさい。
いつも晩御飯を待たされた。親父がどんなに遅くなろうとも、小学生だった、私たち兄弟は
親父が帰宅するまで食事を取らせてもらえなかった。
母がいつも言っていた。
「家族で一番大切なのは、あんたたちだけど、一番偉いのはお父さん。
そのお父さんが一生懸命働くのは家族のため。家族がそろってご飯を食べれることは、
私たちの時代は考えられなかった。だから待てるものは待ちなさい。」
親父が帰宅し、親父が手を合わせ、「いただきます。」の合図をする。
そして、今日も家族でご飯を食べることができてありがとうと祈る。
親父が言っていた。
「待つ義務は無い。しかし、待ってくれると嬉しい。なぜならいつかお前たちが巣立っていけば、
毎日一緒に食べれることはできなくなるから。」

そして、今。
私も子供たちに対して挨拶はとても厳しい。服装はそうでもないが・・・。
そして、家族で「いただきます。」という合図でご飯を食べる。
今日あったことを話しながら・・・。

今の社会にとても違和感を覚えることが最近多い。
皆さんも同じ事を思う日々が多いだろう。

人間が人間として生きていくために何が大切なんだろうか?
教育基本法とか叫ばれている。
それだけだろうか?問題はあまりにも難しいが、解決方法はいたってシンプルではないだろうか?

昨日は敬老の日だった。
昨日は祖母に会えなかったので、今度の日曜日でも訪ねてみようかと思う今日この頃です。

2006年09月13日

人生を変える秘密の言葉。

山本です。

なぜ?
どうして?
どうすれば?
自分であれば?

これらの言葉が、私の人生を変えたといっても過言ではない。
どんな時、どんな場面でもこの言葉を、自分に問いかけてきたような気がする。

いろいろな困難が自分に降りかかって来た時。
一時的に落ち込んでしまう。「もうだめだ。」と。

でも、次の瞬間に自分に問いかけてみる。
「なぜ、自分にばかりこんな問題や課題が与えられるのだろう?」
「どうして、試練ばかりが与えられるのだろう?」
こう考え始めると、一つの答えが私の中に生まれる。

「まだまだ成長過程なんだな。成長を促すためのステップが与えられた。」

こう考える。と言うよりもこう考えるように自分に言い聞かせてきた。

ある人に言わせると、自分の持っている【器】以上の試練は、与えられない。と言う。
ということは、与えられた問題・課題・試練は絶対に乗り越えられるものだということ。
更に乗り越えることによって、自分の次なるステージが待っているということ。

言われてみれば確かにそうだ。
どんなに高い山だって、必ず誰かが登頂している。
登れないと思った瞬間に登る気力も失せてしまう。

【登ることができるはずだ。】と考えた瞬間に次の疑問を投げかけることができる。

どうすれば登れるんだろう?
自分であればどんな方法を使うことができるだろう?

こう考え始めると、登るため、つまりは問題・試練・課題の解決への手段を模索し始める。
例えば、登るためにはどのルートから?
登るためにはどれくらいの日程が?
登るために必要は道具は?

このように具代的な解決策を模索するようになる。

こうなると考える力は加速する。
登るためのルートを調べるには何が必要か?
それを調べるためにはどこに行けばいいか?誰に聞けばいいか?

試練を乗り切るためにより具体的な行動が明確になる。
次の行動の目標がより具体的になる。
そして、最終目標がその問題・試練の解決ならば、それに向かって目標を立てていく。

いきなり、頂点を目指すのではなく、目標をクリアするためにより簡単な目標を設定する。

少し、話しを変えてみよう。
あなたが小学生だとして、プロ野球選手になりたいと考えてみれば・・・。
いきなり150キロのスピードボールが投げられるわけではない。

10年後に150キロを投げれるようになると目標設定をする。
その目標を達成するために10ケ年計画を立てるということ。
その10年のために今日、今何をやるべきかを模索していく。

10年という月日は長いようだが、思い出してもらいたい。
多分99%の人があっという間に経っている時間だと思う。
この10年間で変われなかった人は、今日から魔法の言葉を投げかけてみればいい。

なぜ?
どうして?
どうすれば?
自分であれば?

10年後のあなたは30年間分の成長をしているだろう。

2006年09月11日

自分を素直に表現できれば自信につながる。

山本です。

9/9・10の土・日曜日にあるクライアントさんが高知を訪ねてくれた。
約10ケ月ぶりくらいに高知へ来てくれたのですが当時は高知研修。
今回は、家族そろって訪ねてきてくれました。

目的はふたつ。
ひとつは家族へのご奉公。そして、もうひとつは再研修。
奥さんとまだ1歳足らずのお子さんと3人できてくれた。
1日目は拘置しないわ案内して、晩御飯を私からのプレゼント。
翌日は彼一人を残して、奥さんとお子さんを私の家内が観光案内。
彼は、私と二人でセールストークや山本メソッドの復習。充実した2日間でした。

彼も私のクライアントさんとして成功の階段を登り始めているお一人ですが、
真面目で小心者(いい意味で)。いつも自分の中の不安と戦っている。
まだまだ足りない部分はたくさんあるけれど、地道だけど、確実な一歩を進んでいる。

彼は決してネガティブな人間ではない。明るい性格だ。
しかし、精神的に弱い部分があって、どうしても不安感が先行してしまう。

例えば、彼と一緒に作ったチラシ。できばえは私が言うのもなんだけど、ぴか一。
レスポンスもいいだろうと予測していた。折込から2日間、まともな電話が掛からない。
不安ばかり先行してきた彼は私にこう言ってきた。「チラシの内容を変更しなくては・・・。」
私はこう返した。「不安なのは分かるけど、もう少し待ったほうがいいよ。価格を
訴求しているチラシではないから、じっくり読み込んで電話が掛かるから・・・。」

その後、電話の本数が増え、1/3500までレスポンスがあがった。
彼自身、自信が付いてきて張り切ってセールスに出かけるが、そこでも弱気が出る。
「高いんじゃないか?契約できないんじゃないか?認めてくれるだろうか?」

彼のチラシは彼の人間性を写し出したもの。それを感じ取ってくれたお客様からの電話。
だから自信を持ってセールスに行けばいいだけのこと。
彼は今、見積を提出したお客様の受注率が60%。もう少し何とかしたいと感じているはずだ。

彼に送った言葉がある。
「決して自分を偽る必要は無い。自分に自信を持ちなさい。
そのことによって相手もあなたを認めてくれる。自分を偽っても嘘になるし、それは見抜かれる。
では自信とは何なのか?それは、自分の心を素直に表現すること。自分に嘘をつかないこと。
弱いところを素直に見せること。つまり、自分の人間性をさらけ出すこと。」

彼のチラシを見て、彼の似合って彼自身を確かめてみたいと思ったお客様。
決して卑屈になることは無い。

自分にできること。できないことを明確にして、それを素直に言葉にして伝えれば言いだけ。

自分に嘘をつく人間。自分を偽る人間。格好をつける人間。それは信頼されない。
また自分を認めてくれない人と付き合う必要もないと言うこと。

もっともっと成長した彼にまた笑顔で会いたいと思った。

2006年09月09日

あなたがやらずに誰がやる?

山本です。

私のHPでは【なんでも質問をお受けします。】とあります。
今までいろいろな形でメールで質問を受けてきました。
その質問の大多数は、

「私にもできるんでしょうか?」
「強大なライバルがいます。」
「何の資格もありません。」
と言った、弱気で逃げ腰の質問が多い。

人間できないと思ったら何もできない。
できないと考えた時点で思考はストップしてしまう。

どうすればできるんだろう?
自分ならどうするだろう?

といつも自分に質問を投げかけて、能動的に行動しなければならない。
「始めなければ、失敗も成功も何も起こらない。」
「失敗であれ、成功であれ、結果が無ければ検証もできないし、次の行動も起こせない。」

失敗を恐れるならば何もやらないほうがいい。
何もやることができないのであれば、独立などを目指さず、就職をして
安くとも安定した給料をもらえばいい。

以下は、私がHPより質問をいただいたときの答えです。
あなたの勇気になりますか?

Q.私の地元には全国的に有名な○○と言うライバルがいますが・・・。

A.強大なライバル○○さん
> 正直申し上げましょう。
> まったく関係ありません!!
> ○○さんとは違う1になればいいのです。
>
> 商材・お客様ターゲット層・チラシ・セールストーク・
> USP・事業形態などなど、絶対に違いますよね。
>
> 例えば私が、住○の新○○くりさんと同じ売り方をしても、
> 勝てません。
> 例えば、平さんが、セ○○に勝とうとしても勝てません。
> でも、2人とも地域ダントツですよね。
> それはどうしてでしょう?よく考えてみて下さい。
>

Q.何の経験・知識も無いので自信がありません。

A.> 私は元ペンキ屋です。
> ○○さんと同じように、塗装のことは120%
> 分かりますが、建築は素人同然です。
>
> 持っている資格は有機溶剤だけ、
> 建築士やインテリアコーディネーターなどの
> 専門的な資格はありません。
>
> 独立する前、リフォーム工事の会社にいたのは、
> わずか1年です。
> それでも、今の状況にあるのはなぜか?
>
> 確かに知識0ではできません。
> しかし、私と同じように○○さんは、
>建築全般に携わっていらっしゃいます。
> また、リフォームが売上の80%との事。
> まったく問題ないでしょう!!
>
> リフォーム全般の営業知識は、半年程度で身につきます。
> 今、私が、100点満点とすると、50点くらいでしょうか?
>
> 私はリフォームを商売の糧にしていますが、
> お客さんにリフォームそのものを売っていません。
> どういうことか?
>
> お客さんもリフォーム工事として契約しますが、
> 山本自身を信用して契約してくれます。
> つまり、リフォームを売る前に、
> 私自身を売っているのです。
> 私を信用し、相談をして、私はヒヤリングする。
> それを確実に業者に伝え、見積、工事をする。
> それだけのことです。
>
> 「丸投げ」をすると、
> 高くなる。
> ブローカーに思われる。
> 確かにそれはありますが、あまり関係ありません。
>
> お客様は、信用の対価の報酬として、お金を払います。
> ブローカーだと思わせないようにすることも可能です。


最後に一言。

「あなたがやらずに誰がやる?
やらずにできるわけが無い!!」

2006年09月07日

すべてはあなたの想いを語ればいい。

山本です。

昨日、一昨日と東京へ行ってました。
全国のダントツリフォーム店と3月に一度の勉強会。
本当にいつ出席しても、自分が落ち込むくらい勉強することがたくさんあります。

毎回々、新鮮なことを感じさせてくれる勉強会ですが、
今回は改めて感じることがありました。

時代がどんなに変わろうと、永久不変な物があります。
それは【人間の心】です。
人は人の心・考え・想いに触れ、感動し、その人を好きになる。と言うことです。

誰でもそうだが、どんなときに感動するか?
どんなときに喜びを感じるか
どんな人に共感するか?
どんな体験が自分の人生に影響を与えるか?
など、考えてみると自分の体験が人生観・性格を作っていく。

そして、自分と同じ考え方。感じ方をできる人に共感する。
自分と同じ人生観を持つ人に感動する。

であれば、自分の人生観を語るときに、人に感動を与えることができる。
自分の【想い】を語ることによって、初めて人は認めてくれるのかもしれない。

自分を隠し、嘘をついてもそこには空虚なものしか残らない。
一瞬、人を欺くことはできても、変わらぬ感動を得られることはできない。

商売も同じことが言える。
本当にお客様に買ってもらいたい。
本当にお客様に感動を与えたい。
そう考えているならば、自分の【想い】を伝えればいい。
難しいようだけれど、実に簡単なことだ。
なぜならば自噴に素直になればいいから。
そして、自分の【想い】を媒介を通じて伝えればいい。
そうすれば、必ず短期間で売上は上がると思う。

ただし、先程もお話したように、うわべだけを伝えても、長い期間人を欺くことはできない。
また、自分を欺けば必ず、化けの皮をはがされることになるだろう。

簡単に考えればいい。

自分の商売にどんな疑問を感じているか?
どんなときに商売がうまくいかなかったか?
どんなときに悲しみを感じたか?
お客様の喜ぶ顔を見てどう感じたか?
父からどんなことを継承して、2代目になっているのか?

自分が1番伝えたいことを伝えるためには、自分の想いを語ろう。

2006年09月04日

死の淵で何を考えることができるのか?

山本です。

高知研修を体験してくださった人は今までで、56人。
本当にたくさんの人に来てくださいました。

受講してくれた方々の人生はそれぞれ。
受講した後の人生もそれそれぞれ。

成功して、地域ダントツになっている方。
まだまだこれからの人。
失敗を繰り返しながらも実践を続ける人。
今まさにその一歩を踏み出そうとしている人。

皆さんの偉大なる1歩は、必ず実を結ぶはずです。
たとえ、それが失敗に終わっても、
そこから得るものがもっと大きいのです。
はじめなければ、何も起こらないと思います。

ある人が大阪から高知研修に来た。
彼は祖父の代から続く工務店の3代目、大工。
OB客・紹介で仕事に困ったことは無かったが、
時代の変化・不況などで売上が激減。
今まで一度も集客について勉強したことが無かったらしいが、
あるところで私のこと和紙って勉強にやってきた。

彼を見て私は驚愕した。男前。
スキー複合競技の荻原によく似た爽やかなタイプ
話しをしても、とても職人上がりとは思えない。
流暢なセールストークをするわけではないが、
的確に自分のことを話す。つまり言葉が人を引き付ける。
人を引き付ける魅力のある人だと感じた。
彼が集客・セールスを身につけると間違いなく、「抜かれる。」
そう感じさせる人だった。

今までいろいろな人にあったが、抜かれると思ったのは彼を含めて二人だけ。
その上に、彼には70年培った実績・OB客。そして、技術が備わっている。
高知研修終了後、短期間でダントツと思われた。・・・しかし・・・。

研修後、なかなか連絡が無い。どうしたのだろう?
不思議に思っていたと杵彼から連絡が入った。
それが以下のメールだ。

「こんにちは、ごぶさたしております。
朝からネガティブな話で申し訳ありません。

私、病気で6月〜7月にかけて、入院する事になりました。
高知研修の前に受けた健康診断の結果が、あまりよくありませんでした。

病名は“大腸がんの可能性が高い”というものです。
今まで病気らしい病気をしたことが、なかったので、すごくショックを受けてへこんでいます。
これからがんばって行こうという時に・・・      
人生というのはこういうものですか?」

人生にはいくつかのターニングポイントがある。
そして、そのターニングポイントで必ず、【神からの啓示】がある。
その啓示は、その人に何かを知らせようとしている。
その啓示は、神様からの贈り物(ギフト)である。
場合によっては厳しい【啓示】かも知れない。
しかし、それはその人がどのように受け止めるかによって、
その人の人生はいかようにも変えることができる。

私は彼に、勇気を持ってもらいたかった。
人生を深く考えることのできる、機会にしてもらいたかった。
ネガティブになることも仕方が無い。
しかし、そこで止まることは許されないからだ。

彼はプラスと捉えてくれた。
幸いにも初期癌だったので彼は助かった。
彼からまた、メールが届いた。

「私はこの手術が私の人生のターニングポイントだと思っています。
今までの悪習(食生活、仕事に対する姿勢、考え、これからの人生)を全て改め、
高知研修で学んだ事を実践し、これからの人生を良くなるようにすると、思っています。

6月14日から7月14日まで入院します。
8月から電話相談開始いたしますので、よろしくお願いします。」

そんな彼が2月かけて作った【魂】のチラシを折り込む予定だ。
きっと彼はダントツへの道を進むことだろう。

どんな人にも苦しみがある。
その苦しみでへこんでいても何も始まらない。

かの有名な野口英世先生が仰った。
「今の私があるのは、この手の火傷のおかげです。」

あなたは天の啓示をどこで受け止めますか?

2006年09月02日

人に生かされる。

山本です。


よく聞く言葉があります。
「人は人によって生かされている。」

自分ひとりの力だけでなく、いろいろな人の力を借りて生きている。
生かされている。自分の力が発揮できるのも人に助けられているから。

この言葉はとても深いと思います。
私自身も今、生きていけるのは、いろいろな人の助けの中で成り立っている。
とても、数えきることができないくらいの多くの人達の支えによって、
今の自分が生きているような気がする。
感謝の気持ちが絶えない。

自分が生かされているということは、
その人達との出会いがなければ成り立たない。
また、生かされている自分を感じることができるのは、
自分もまた、その人々との巡りあい、そして、人間関係の中で、
築いてきたものがあったと感じることができる。

人は人とのめぐり合いがなければ、成長はできない。
師・友人・ライバル・恋人・・・そして親・兄弟・家族。
全ての人達との貴重なめぐり合いの仲で、人は人として成長できる。

考え方・人生観もいろいろな体験がなければ形成されない。
そこには様々な人達が関係している。

私は、自分を隠すことが苦手だ。
自分を隠すというのは少し変な話すが、
自分の考えや・意見・心を思ったまま表現する。逆に言ってしまえば、
裏は無いけれど、思ったこと・感じたことなど自分の感情を表に出してしまう。

このことによってずいぶんと誤解を得たり、人を傷つけたこともある。
また、多くの失敗で後悔をしたこともある。
日本人はどちらかというと、建前社会の中で生きている。
そんな風潮の中、もしかすると私は非常識人かもしれない。

しかし、自分をさらけ出すことによって、
より多くの人とめぐり合えたことも事実だ。
多くの人とめぐり合うことによって、より助けられ、より豊かな人生になっている。

以前にもお話したことがあるのですが、「自分を発信する。」

私はある意味、自分の恥をさらしました。全国に向けて・・・。
倒産・夜逃げ・自己破産・・・。
今でこそ、笑って話せることですが、当時のことを思い出すと、
とても尋常な気分にはなれない。

妻は、HPを立ち上げるときこういいました。
「何でこんなことを言わなければならないの?
全国に自分の過去を話してどうするつもり?」

妻の反対にもかかわらず、私は発信した。
もちろんけっこう悩みましたけど・・・。

そうするとどうなったか?

HPを立ち上げて1年半。
どれだけの人と巡り会うことができたか。
どれだけの人に勇気を与えることができたか。
どれだけの人が立ち直り、実践を続け、家族の笑顔を取り戻すことができたか。

「人に生かされる。」

その言葉の意味をかみ締めてみよう。

人に助けられることばかりを望んでいては駄目だ。
自分自身が一生懸命生きることによって、あなたに共感する人が現れる。
そして、その輪は急速に広がる。

自分が「生き抜く。」。ということを感じることができたとき、
「人を生かす。」ことができる。
そして、「人に生かされている。」事に感謝することができる。